HU-30BT奇跡のリップ
HU-30BTを作るにあたって苦戦したリップ。
もともとはHU-70を自分で曲げて使ってました。
手で曲げるので当たり前にバラツキが出ます。
しかもただ曲げればいいってもんでもなくて、ある一定の角度が大事でした。
最初はイメージはあるものの想い通りにいかず苦戦・・・
最終的にはリップを曲げた状態でHU-70が立つ状態がベストということを見つけ一人ニヤニヤしたのを覚えてます。
ただ、これが出来たのも元々のHU-70の独特なリップ形状があってこそだと思います。
そして今回HU-30BTを作るにあたっては秀雄さんに自分が一番理想の泳ぎをするのを作ってと言われそれを作って送り、サンプルを作ってもらいました。
しか〜し!
見た目は同じなのに思うように泳いでくれません・・・
秀雄さんに聞けば、自分が手曲げしたリップを忠実に再現して作ったと聞いてピンときました。
最初に送ったサンプルはリップを曲げた後にアイで調整して理想の泳ぎになるようにしてたのでそうなったのだと・・・
そこで、一発で曲げて理想の泳ぎになるものを作ればいいと思い改めて作ることにしました。
実はその最終サンプルを作ってるとき、ちょうどTOP50桧原湖戦の二日目だったと思います。
曲げては曽原湖のさざなみ桟橋でスイムチェックしての繰り返し・・・なかなか思うようにはいかず気がつけば20個ぐらい曲げてました。
アイで調整すればすべてちゃんと泳ぐんですが、それではダメでキモは一発で理想の泳ぎになること。
さらに5個追加して曲げて諦めかけてたとき・・・その中に1個だけそのままで理想の泳ぎになるものがあり最終サンプルが完成しました。
その奇跡の1個が今回のHU-30BTのリップ形状のベースです。
自分が手で曲げた形そのままのリップになったHU-30BT
ただHU-70を曲げただけに思われますが、そんなこんながあってできたんです。
奇跡のリップ・・・そんな裏話でした。
※写真上 HU-30BT
※写真下 HU-70
HU-30BT(HU-70ボンバーチューン)の動画もどうぞwww
HU-70ボンバーチューンをまだ知らない方はこちらの過去ブログをご覧ください。
【HU-70 ボンバーチューン過去ブログ】