HIDEUP Blog 吉田秀雄

来年は...

2009-11-17 08:41:13

今日の琵琶湖は雨です。

この時期に入ると、一雨ごとに寒くなってきます。

気温も10度以下になる日が多くなってきました。

風邪を引きやすい時期です...

注意しましょうね。。。

バスもこの変化によって動きは大きく変わってくる。

今年の琵琶湖は50オーバーがよく出ました。

DSCN1860.jpg

ミックバスクラブの事務所に張ってある写真を見ても、今年は50オーバーがよく出たってことがよくわかります。

この写真の2倍以上もの50オーバーが出ている。

夢の60オーバーから70オーバーに変化した年。

もう60ちょいのサイズだと誰も驚かなくなってしまった時代になった。

今年の琵琶湖は、数が出なくても釣れたらでかいサイズということが多かった。

そして、例年になく南湖に大量のアユが入ってきたのもデカバスラッシュの要因かもしれません。

なんで今年に入って大量のアユが入ってきたのか?

10年以上前の琵琶湖、ちょうど琵琶湖大橋が2本になる前までは、南湖にも頻繁に大量のアユがコンスタントに入ってきていました。

何が変わって入ってきたのか?

勝手な想像だけど、下物の浚渫が終わったことが一番の要因ではないかと...

こんな例もある。

某レイクでは、浚渫がはじまる前にはかなり釣れていたのに、浚渫がはじまると次第に釣れなくなってきて、最終的には全く釣れなくなった...

まるで浚渫の濁りを避けるかののようにバスは流入河川にしかいなくなって、浚渫近くで釣れることはほんのたまにしかないほどが続いた。

数年後、浚渫は終了し翌年から大爆発。。。

琵琶湖も同じような現象になるかもしれない!?

琵琶湖の場合は、まだウィードがあるので水質をある程度浄化してくれるからマシかもしれない。

この水質変化によって来年はさらに南湖に魚が入りやすくなる可能性はあるはずです。

アユは上る川を探して動き回る。

水位の低い状態では上る河川もない...

したがってアユは砂地を目指して動き回ることになる。

アユの集まる最終的な場所は、河川であって、入れない河川でも砂地がある場所になる。

来年、今年みたいな現象があるかもしれない。

そんな状況になれば是非表層引きを試していただきたい。

この釣り方は、10年以上前に追求していた釣り方で、それを効率よく狙うために出来たのがスピッツでありスタッガーだった。

早い動きのスピッツ、スローなスタッガー。

この二つのルアーローテーションで狙っていく。

群れでベイトを追うバスが多くなってくることから、バス達に競争させないとデカバスは選んで釣れない。

早い動きでバスに競争させると、でかいバスが勝って食う確率がグンと上がる。

基本的にアユは北湖から南湖へ入ってくるので、北湖のアユの位置をしることは絶対不可欠になってくる。

この群れを追いかけることによって、どのタイミングに南湖に入るのかがわかる。

実際に今年も北湖でアユの位置を見ていて、少しづつ南へ行く姿が見れて、このタイミングなら明日がドンピシャリだと思って南湖シャローに入ったら大当たりだった。

それまで南湖のシャローは沈黙してたけどね。

今年はタイミングよく台風が来て、増水したタイミングでアユは川へ上がって消えた。

川へ上がれない状態が続くなら、沖でもアユボールパターンが成立したりする。

魚探で、目でアユの群れを追いかけて狙っていく。

地形が変化する場所とアユがリンクするタイミングを狙うことが大切。

そして、この釣り方はスピーディーにやればやるほど数が出る。

いかに食いが立ってる時にルアーを投げられるかがキーになる。

水面&水面直下での高速引きでは、ある程度水質がクリアーな場合だとサイズが選べる。

追ってくるバスの姿が見えることが多いので、追ってくるサイズが小さければ早く巻いて逃げるようにして食わさなければいい。

この動作こそ結構キモで、闘争心あるデカバスがいきなりでてくることが多々ある。

投げて巻くだけの単純作業です。

キャスト回数もハンパなく多くなってくるので、ルアーが回ることはトラブルの元になる。

南湖にアユが入らなくても北湖で狙える。

しかし北湖はシビアです。

クリアーなのでロングキャストは不可欠。

ルアーが回る、真っ直ぐ泳がない、不自然な動きをすることは集魚力があっても食うにはいたらないのが現実です。

来年が楽しみです。

この表層引きの世界を味わうと、今までのバスフィッシングの理論が大きく変わる人もいるほどです。

バスがあんなスピードで泳ぐなんて...って驚くことばかりです。