HIDEUP Blog 吉田秀雄

その名は"OOOPS"←ウープス

2010-07-06 16:11:38

強風、逆風に対してもキャストしやすいこと。
ブッシュやオーバーハング(スキッピング)に入れやすいこと。
キャストのしやすさを求めることは、持続性にもつながるし、キャスト回数も増えてくる。
キャストすることに対してこういったことを求めた。
次に、ウープスに対して求めたことは、集魚力とデカバスが食う確率の高さ。
ノーシンカーでの使用をメインに作りあげたルアー。

DSCN4511.jpg

大きさはスピッツ4インチに比べてみるとご覧のサイズになっている。
約3インチで、テール(毛)を入れると約4インチサイズになる。
出荷時の状態では、毛は長めなのでカットして調整することができます。

DSCN4498.jpg

ノーシンカーの場合に求められるのはキャストのしやすさ。
このボリュームになるとスピニングタックルではなくベイトタックルで十分使えるウエイトがある。
ボリュームがあるだけで必ず飛距離が出ると言う訳でもなく、このウープスは飛距離も出るようにもテストを繰り返していった。
ボディーはソルトが入っています。
まずはノーシンカーでの使用メインで、どこまで使用範囲を広げられるかも課題だった。
ノーシンカーと聞くとシャローでの使用が真っ先に思いつくが、このウープスはシャローだけではなくディープでも使える。
ノーシンカーに求められるのはフォールでの釣果。
このウープスは、フォール時にユラユラ動くようになっている。
同時に毛がボディー全体の動きを強調するかのように動く。
簡単に言うと、フォールだけでかなりの魚集力があるルアー。
それだけではなく、フォール後にスローに巻くと少しS字っぽく動くようになっている。
ディープと言っても実際には6メーターほどの水深まではノーシンカーでの使用でテストではよく釣れました。
ただ、6メーターまでフォールさせるまでには時間がかかりますが、ノガレスボディーショットをセットすればストレスなく使える。

DSCN4499.jpg

ちなみに画像でセットしているフックは、ノガレスフッキングマスターモンスタークラス3/0。
ウィードだらけの場合は、キャストしてウィードの上を引いて、ウィードがなくなるエッジで止めてフォールさせる。
その後、スローに巻いて水面直下をS字っぽく動かすのもありだし、このウープスはスティックベイトとしても使えるので、チョンチョンとロッドアクションをして左右に動かして誘うのもいい。
アシやブッシュなどの場合は、ピッチングで狙っていくことが多いので、ウープスは非常に投げやすく使いやすいルアーになってくる。
手返しもよくテンポよくピッチング、フリップできる。
浅い水深でもフォール時のアクションだけで食わすことができるので、アシ際を狙っていくのはアクションなしで落とすだけでいい。
ノーシンカーの他に、意外にキャロやジグヘッド、テキサスにも使える。

DSCN4503.jpg

ウープスのテールは毛。
非常に細い毛。

DSCN4504.jpg

水に濡らすとこんな感じになる。
乾いた状態、濡れた状態だけを見ると、どこがいいのかわからない毛ですが...

DSCN4519.jpg

水中に入れると一瞬で細い毛がバラバラになってビックリするほどフレアーする。
少しの水流でユラユラ動くほどで、この毛の集魚力は凄いものがある。
様々な毛を試してきたが、ここまでナチュラルに動く毛は他にない。
動画は何かの機会でお見せする予定です。
ただこの毛をワームにつけるだけでは駄目なことも、この毛の特徴であり、長所も短所もある。
長所になるように毛を生かしボディーの形状も考えていったのがウープス。

DSCN4501.jpg

毛の束が2本を横刺ししてあるのも特徴。
これだけ動く毛なので、ステイ(止める)すればするほどバイトは発生する。
大きな特徴として、スタッガー(当時はブルーザー)のテスト段階の時も同じだけど、効果がある時は圧倒的な釣果を生み出す。
スタッガーもそうだったけど、ノーシンカーでの使用が最初の出発地点だった。
圧倒的に釣果が出たスタッガーでも、テスト時では全く釣れないこともあった。
状況が全てだけど、効果がある時はどんなルアーよりも圧倒的に釣果が出たのも事実でした。
このウープス、流れ的にはスタッガーに本当に似ているルアーなんです。
特殊なルアーだけに釣れる時は圧倒的なんです。
当たり前だけど、それだけ素晴らしいルアーになったと伝えたい。

DSCN4495.jpg

今日もルアーテストで湖に出てたけど、ちょっとウープス(ノーシンカー)を投げてみると40までのサイズが入れ食いになった。
もうちゃんとしたサンプルが少ないし...
このウープス、発売予定は9月。
楽しみにして下さい!