引き続きチニングネタです。
前回→川のチニングはコイケシュリンプのボトムリトリーブで広く探れ!
前々回→狭い&根がかりポイントにはワイドホグのボトムバンピングで攻めろ!!
前回は川のズル引きについてお伝えしました。今回はもうチョイ踏み込んだ部分をお伝えします。
まずコイケシュリンプのセッティングです。フリーリグ自体のセッティングは今やもう定番となったフリーリグのシンカーをウキ止めゴムで止めるというものです。
ウキ止めゴムやスイベルは何でもいいと思うのですが重要なのはシンカーとフックです。
シンカー:バリバス TGグレネード クイックチェンジャー 10or14g
釣りが理解できてくるとタックルも必要なものが理解できてきます。まずフックについてですが、もうホントに結構色々やったんですが、今やもうこれしかない!って言うほどチニングベストフィットなフックがイチカワフィッシングさんのMUKADEです。
そもそもオフセットフックじゃないの?って思った方。遅れてますよ(笑)
今やフックは縫い刺しの時代。やってみればわかります。もうとにかくこの釣り掛からないアタリ多すぎですから(泣)
この縫い刺しセッティングもモリゾーさん考案です。掛からないアタリを掛ける為のフックポイント丸出しの縫い刺しセッティングです。(たぶん)モリゾーさんは違うフック使ってますが、僕はこのMUKADEを強くお勧めします。
このMUKADEをおススメする理由は、まず縫い刺しを最初から視野に入れたマス針だという事です。縫い刺しを視野に入れているのでケンと呼ばれるワームキーパーがフック自体にすでについています。こんなマス針他にありません。普通のマス針を縫い刺しにするとワームがズレて使い物になりません。でもMUKADEは縫い刺しでそのまま使えます。
加えてMUKADEは針にヒネリが入ってるのでフッキング率が非常に高いです。ズル引きの釣りはフッキングをする前に、まずキビレの口周りにフックを立てる必要があります。動作でいうと、ドンドンと底をとりながら巻いてきてアタリがあったらしっかりと乗るまである程度巻いて、重みが乗ったらフッキングという順番です。
そうすると比較的歯に針が乗りづらく、口の周りの柔らかいところに刺さる可能性が高くなるのですが、その際にヒネリが入っていることで針が身に立ちやすく、フッキング率をアップしてくれます。フッキングする前のフックアップさせる段階においては、釣り人は何もできることはなく針の性能でしかフックアップする可能性は上げられませんので、このヒネリの効果は大きいと思います。
もちろん針先の刺さりも抜群です。強度も十分で、食われて曲げられたり針を外すときに曲がったりもありません。針モチも良いのでコスパ最高です。コイケシュリンプには1/0がマッチします。
続いてTGグレネードシンカーについてです。まずシンカーの素材はタングステン一択です。もちろん鉛でも釣れるのですが、底のドンドン感を伝える感度がタングステンは段違いですのでタングステンは非常に釣りがしやすいです。また同じ理由でシンカーの形状は接地面積を広くとれる丸っぽい形の方がドンドン感がわかりやすいので、スティック型ではなく川では丸っぽい形状を使用します。
刻々と変わる潮の速さと、釣れる水深、そして風の強さに小まめにシンカーを変えて対応できるハンガータイプであることと、シンカー自体になんgと印字で無く刻印されてあるのがTGグレネードシンカーは地味に嬉しいです。
重さは10か14gを使用します。もっと重い方がズル引きならいいんじゃないの?と思うかもしれませんが、どちらかというと本来軽くしたいくらいです。というのも前回お伝えした通り砂地の凹凸の凸を捉えてくるズル引きなので、言い方を変えると若干ルアー浮き気味のズル引きです。本当にズルズル底をひいちゃうとあんまり釣れませんので、出来れば底が取れればシンカーは軽めがおススメです。底が取れないとスタートラインに立てないので、個人の力量と状況でシンカーの重さは適宜調整してください。底が取れなければ重くしましょう。
また、「ウキ止めゴムっているんかい?」って話もありますが、これたぶん必要です(笑)
これも考案者じゃないので「たぶん」なんですが、理由はキビレがルアーを最も発見、捕捉しているのは実はキャストしてからのファーストフォールだと思っているからです。
キャストして着水からのファーストフォールでルアーを見つけて、フォール中にルアーを追ってきてルアーが着底、そのままボトムを這っているルアーを捕食するという流れが、最も多いバイトまでのパターンではないかと思っています。というのも着底直後のバイトがこの釣り多すぎるんです。
このファーストフォールの時にウキ止めゴムがないと、シンカーとワームが離れてしまうので着底直後のバイトが取りづらいことと、シンカーとワームが離れることで生まれる漂うアクションの間がキビレのチェイスを止めさせてしまう可能性があるので、ウキ止めゴムは必用なんじゃないかと思っています。イメージ的にはファーストフォールの最中にすでにキビレはルアーにチェイスしてて、チェイスさせたままズル引きアクションにスムーズに移行させたいという意味からウキ止めゴムが必要なのかなと思っています。たぶんです(笑)
結局ハイドアップブログなのにイチカワフィッシングさんとバリバスさんの商品の事ばっかり書いてしまった(汗)
でもこの二つあってのコイケシュリンプの釣果ですのでこの部分はちゃんと伝えたかったです。次回はしっかりコイケシュリンプの事について書きます。
フィッシングゲートの仕事を終え、そのまま高知へ
狙いはもちろんアカメ
夏場は毎朝2時起床の私、高知に到着したのは0時
正直フラフラです…(真似しないでください)
ただ、今年はプライベートな時間がなかなかとれなくて私にとっての夏休み
「死ぬ気で楽しむ!!!」と、そこから意識朦朧としながら(真似しないでください)朝方まで投げたがこの日はチャンス無しで終了
お昼過ぎになり昼食へ
高知に訪れると美味い物が多すぎて、食欲が釣りの邪魔をする
だから
カツオのタタキ
カツオの塩タタキ
ウナギの蒲焼&白焼き
を一食で食べてやりました
食欲は満足ですが、お腹いっぱい過ぎにw
暗くなり同行者である乃村ガイドの常連ゲスト様である桑名さんと合流
二人でエヌグリ投げまくるも反応無し
最近BIGペンシルでの釣果が出てると聞き
プロトのBIGパイロンも投入するも反応無し
この日もチャンス無しで終了
昼食
個人的な麺類最強の〝じゃん麺〟なる麺を食う
高知にきたら絶対食べるローカルフードです
お腹いっぱいになり釣りへ
この日はとある方からデイゲームでの狙い方を聞いたので日中から狙う事に
くそ暑い日中の時間から竿を振る
教えてくれた人から「条件がある」とは聞いていたが、なかなかその条件にならない
汗だくで倒れそう…
そうこうしてると待ってた条件になった
と、ほぼ同時にバイト
あまり大きくはないがキャッチに成功
しかし、ここで事件発生
ランディングを桑名さんが手伝ってくれてたのだが、キャッチ後に桑名さんが掴んでたボガから魚が外れる…フックも外れてアカメは帰っていった
キャッチには成功したが写真はない(↑のエヌグリℤ ソルトカラー#レッドヘッドホロ でした)
落ち込む桑名さん…
「気にしないでください!」と、声は掛けたが、そりゃ気にするわな…
そのまま移動を繰り返しながら深夜まで釣りするも再びチャンスがくる事はなかった
翌日
デイアカメにリベンジ
条件になった瞬間に再び私にバイト
あがってきたのは90オーバーのナイスサイズ
もちろん私も嬉しかったが
前日の事件の事もあり桑名さんが大喜びですw
釣ったのはエヌグリZのソルトカラー#ピンクヘッド銀コノシロ
後で書くが少しセッティングに工夫をしております
最高の夏休みになったぜ!
ロッドは1匹目は先日の熊本ソルトクランク釣行で使用していたトランスセンデンスのカレンテス(ショートver)を使用
2匹目はストラクチャー周りが気になったので強引にファイトする為にMACCA N-SPECスピニングモデル(HUMRS-77M-5)を使用
ラインは全てVARIVASキャスティングマックスパワー×8の2号 VARIVASオーシャンレコードリーダー40lb
多分気が楽になった桑名さんw
そして桑名さんにもアカメHIT
こちらもエヌグリZ
Zでの反応が良すぎたので貸してあげましたw
カラーは#コールドクリアーシャッド
ロッドはMACCA N-SPECベイトモデル(HUMRC-77MH-5)
バチバチの乃村セッティングでのアカメでした
おめでとうございました♪
丁度タイミングよくエヌグリZのソルトカラー後半6色が出荷されました
そろそろ店頭に並んでるかな?
昨年はノーマルモデル、今年はZモデルでアカメのキャッチに成功
経験ある方だと分かると思うんだがエヌグリはアカメ相手にかなり実用的な設計となっている(まぁ作ってる時からかなり意識してたしね)
〝線〟の動きに特化させたノーマルモデル→オープンウォーター等を広範囲に攻める時
〝点〟の動きに特化させたZモデル→ストラクチャー撃ち等の食わせたい場所が明確な時
どちらが上とかじゃなく使い分けとなる
ちなみに今回の個体を釣ったのはZモデルだが、スプリットリングを強固な物に変え、針をオーナー社のSTX58の1番に変更した仕様(標準は2番のサイズ)フックの重量をわざと増やす事でバランスを崩しにくくしていた
こうする事によってスローシンキングになりますし、Zお得意の〝Zアクション〟の軌道は軽減してしまうが、絶妙なスラロームアクションが生まれる(すごく良い感じなんで試してみてほしい)タダ巻きではノーマルモデルとは一味違う泳ぎになります
そもそもエヌグリはノーマル,Z,共通で対象魚によってフックサイズを上げれる事を想定して浮力調整して設計しました(GT釣った時は2/0まで上げてる)
シンカー(クイックチェンジャーシンカー)を素早く脱着出来る事によって刻一刻と変化するフィールド状況に対応出来可能
潮の流れの強弱に合わせれるのもそうだが、〝塩水クサビ〟狙いの浮力調整も容易い
シルエットは〝イナッコ〟〝コノシロ〟〝チヌ〟〝カニ〟等の捕食されやすい様々なベイトにマッチするコンパクトなファットボディ
そして規格外のサイズが掛かっても安心の〝貫通ワイヤー〟を採用(そもそもボディ強いんで橋脚等にぶつけても壊れにくいですよ)
是非アカメに試してみて下さい!
正直まだまだ釣れそうでしたが二人合意の上で納竿
個人的な気持ちだが、この手の魚は沢山釣らなくいい
一匹に価値があり、一匹が沢山のストーリーを作ってる
また一匹に出会う為に高知に行きます
いつまでもアカメ釣りが出来る環境でありますように!
前回はワイドホグの有効なアクションと、ポイントについて書いてみました。
→狭い&根がかりポイントにはワイドホグのボトムバンピングで攻めろ!!
今回は苦手だった川のチニングについてです。ちなみにですが、このボトムをフリーリグで狙うチニングスタイルはモリゾーさんという淀川でボコボコにキビレを釣られている方が考案したスタイルです。それを真似させて頂いております。真似だけしてるのは能がないなぁと思いつつも、やるほどに理に適ったリグだという事が判明していくだけで、どうにも改善点が見つからない素晴らしいリグとスタイルです。
という事でこのスタイルはおそらく川生まれ川育ちのリグ。考案者ではないので恐らくです(^^;)
なのに僕が川が苦手なのは、まずは前回お伝えした横浜近場のチニングの釣りのスタイルが川の釣りと全く違かったことに起因します。横浜近郊ではワイドホグの釣りで結果が出てしまっていたので、イコールそれがチニングだと認識してしまった為に、川の釣りと全く違うと気づくまでにだいぶ時間がかかってしまったという事です。でもやーっと見えてきました。苦手克服したかも
で、まずは川で使うルアーをご紹介。コイケシュリンプです。コイケシュリンプヤバいです。
実は最近東京湾のボートチニングでは圧倒的に釣果を出しているルアーが他社にあります。このルアーに正直勝てていなかったのが悩んでいた最大の要因だったのですが、対抗できる釣果を出せて、更にコイケシュリンプにメリットがあるという段階までこれたので、やっとチニング記事を書けるという経緯でした(^^;)
まず、川でメインとなるルアーのアクションはズル引きです。横浜近郊では根がかりが多く狭いポイントが多い為ボトムバンピングが有効でしたが、対して川は全く逆で根がかりが少なく、更にポイントが広い為、広く効率的に探れるズル引きが有効となります。
ズル引きと言ってもバス釣りのようにロッドでさびいてズル引くのではなく、リールのリーリングでズルびいてきます。巻きながらゴゴゴゴと底を感じながら巻いてくる感じです。(クランクのボトムノックみたいな)このズル引き具合を調整して釣れる感じを見つけるのが、僕が苦手だった川のズル引きの釣りです。(だと思います)
リーリングの最中に止めたり、跳ねさせたり、早く巻いてみたり、逆に遅くしてみたりというアクションの変化を入れてバイトを誘うのですが、でも基本的にはキビレが反応するズル引きのスピードというか、キビレが反応するズル引きの感じを見つけたうえでのアクションの変化ですので、まずはズル引き加減を見つけることが肝となって来ます。(だと思います)
ズル引き加減というのはボトムタッチの感触です。川は基本的に砂地ですので、砂紋と呼ばれる砂の凹凸があります。この凹凸をシンカーがタッチする感じで、どのくらいのタッチ感が今日のキビレの反応が良いかを探すという感じです。
基本的にはずーっとボトムに着いているという感じではなく砂の凹凸の凸の部分にだけドンドンと当たっている感じ(イメージです)で巻いてくるのが基本ですので、船の流れる速度にもよりますが思っているよりもだいぶ早巻きになるはずです。
あと投げる方向は、船が流れていく方に投げていくのが基本で、ドテラ流しだと風下側に投げるのが基本です。風下側に投げないと自分でリトリーブスピードの調整が出来ません。
ズル引きとは言いましたがボトムリトリーブって感じのイメージではないかと思います。川の釣りはボトムをドンドンとノックしながらリトリーブが出来ないと中々魚が反応してくれません。逆にその日のボトムノック感が掴めれば乗る乗らないはさておいて、良い日なら毎キャストアタリが出るほどアタリだらけになります。
しかし、そのボトムリトリーブが出来たうえでの釣れるルアーが必ず必要となって来ます。この辺のルアーの違いは非常に露骨で船長やってて心苦しくなるほどに釣れないルアーは釣れないし、釣れるルアーはあからさまに釣れます。個人的には今年は特に無波動かつ抵抗強めのものが良いと感じています。
無波動で抵抗強め。正しくコイケシュリンプの特性そのものなのですが、コイケシュリンプがバッチリ釣れるとなるまでに本当に試行錯誤しました。特にフックセッティングが…。ちなみに無波動はキビレにとって重要で、抵抗強めは釣り人にとって重要なファクターだと思っています。コイケシュリンプの使い方と特性についてはまた次回に。今回はひとまず川はボトムをリトリーブしてズル引きで広く探る釣りですというところまでで。
続く
さてさてチニングについてです。だいぶ振り返って書きますので写真が少し前の物だったりお客様釣果の物を使ったりしますので悪しからず(^^;)
まず、常々僕はワイドホグ2.7&3.3がチニングには聞くとお伝えしてきました。
ワイドホグ2.7 グリーンライトギル
今でもその考えに変わりはありません。でも実はワイドホグは適した場所とアクションがあるという事に気付きました。まずアクションについてですが、チニングにはボトムパンピングアクションが良いとお伝えしてきました。
ぴょんぴょん(パンピング)⇒ じー(2秒くらい) ⇒ ピョンピョン ⇒ じー
以前のブログにこんな感じに書いてました。ステイの長さはその日その時で違いますが基本的なアクションはこんな感じです。このアクション、実はワイドホグに適したアクションだったという事に気付きました。
マゴチの時もそうなのですが、ワイドホグはロッドでのボトムバンピングアクションに対して非常に相性のいいルアーです。やはりチニングの時もそうでした。チニングに適したルアーがワイドホグで、チニングに適したアクションがボトムバンピングではなく、ワイドホグに適したアクションがボトムバンピングだったという事でした。
となるとチニングに釣れるルアーは他にもあるという事になりますが、その話しはひとまず今回は置いておいて、まずはワイドホグに付いて今回はお伝えします(^^;)
ワイドホグ2.7 チャートグリーンゴールドF
で、このボトムパンピングアクションが有効なポイントというものが存在します。根掛かりしやすい場所と、狭いポイントです。実は横浜出船のアイランドクルーズの近場のポイントのほとんどのポイントは根がかりしやすい場所か、狭いポイントです。チニングを始めた当初は近場での釣りをメインとしていたので、チニング=ワイドホグとしてしまっていましたが、実は近場のポイントに適したルアーがワイドホグだっとという事でした。
ボトムバンピングは、ボトムを跳ねさせるアクションです。跳ねさせているのでボトムから離れる方向にルアーが動く為、チニングの定番アクションズル引きに比べて、比較的根がかりが少ないアクションになります。根がかりがのリスクを抑えられるので、根がかりが多いポイントでボトムバンピングは有効なアクションということです。
狭いポイントでもボトムバンピングは有効とお伝えしましたが。ボトムバンピングは、移動距離を抑えつつキビレやクロダイにルアーの存在をアピールし続ける事が可能なアクションです。狭い範囲でピョンピョンと何度も跳ねさせてアピールさせることが出来る為です。これがズル引きだと、狭いポイントはキビレ黒鯛がルアーに気付く前にあっという間にポイントを通り過ぎてしまいます。
狭いポイントと根がかりが多いポイントにボトムバンピングアクションが有効。そしてボトムバンピングアクションに相性のいいルアーがワイドホグ2.7&3.3。その狭いポイントと根がかりが多いポイントがアイランドクルーズの近くに多かった。という事でチニング=ワイドホグのように書いてしまっていましたが、実はこのような内訳があってワイドホグが釣れていたという事に気付きました。
もちろんエサの種類の話しもあるのかもしれませんが、ひとまず現在の答えとしては
根がかりが多いポイントや、狭いポイントを攻める為のボトムパンピングアクションにはワイドホグ2.7&3.3が有効
こういう答えになります。またいつ覆されるかもわかりませんが、ひとまずの答えとしてお伝えさせてください(;^_^A
かいつまむと、アイランドクルーズ周りの近場ポイントにはワイドホグが有効となりますので、ワイドホグ是非用意しておいてください。2.7か3.3ならまずは2.7インチがおススメです!!