注意)キルスイッチつけていますか?
ハイドアップの永野総一朗です。
本日琵琶湖南湖にて落水事故がありました。
時期が時期ということもあり、大事なことなので今一度報告と、注意を呼びかけます。
7日夕方、木の浜エリアで釣りをしていたところ、名鉄沖を滑走しているボートが急旋回。遠心力でボートから人が落水するところを私の同船者が発見しました。
私は気付かなかったのですが、同船者の方が「あっ!」と声を上げてくれたおかげで、釣りを止め、落水から間もなく現場へ駆け付けることができました。
幸い落水された方はキチンとライフジャケットもつけており、防寒着に水を含んでいたのでかなり重かったものの、同船者の助けもあり、無事私のボートに引き上げることができました。
危険だと感じたのは、
①一人で釣りをされていたこと。
(特に冬の平日ということもあり、もし私の同船者が気付かなかったら周りに誰もおらず、落水に気付きませんでした。水温一桁の現在、防寒着も重くなる上に、水に体温を奪われて体が動かななくなってしまうまで、そんなに時間はかかりません。いかに周りに早く気付いてもらえるかが一番大事です。同船者がいれば、同じタイミングで落水しない限り、助けを呼んだり、引き上げたりもできます。この時期の釣行はやはり安全面でも2人以上をが心強いです。)
②キルスイッチが切られず、落水後にボートが近辺を旋回し続けていたこと。 ※これはマジで危険でした。
(私も同じような目に合いそうになったことがあります。当時は落水は逃れましたが、落水後に旋回するエンジンに踏まれてしまったら、、、、と考えるだけでゾっとします。
今回のケースも幸い、落水された方はボートから少し離れたところに浮いており、なんとか最悪の事態は免れました。)
※旋回するボート、、、、ホンマに轢かれなくて良かった、、、
ボートに乗られてる方で、キルスイッチを知らない人はまずいないと思うのですが、ライフジャケットのように外から装着を確認できるものでもないので、取り締まられることもないです。
「ライフジャケットをつけなさい!」はかなり周知されましたが、「走行中にキルスイッチは必ず身に着けて下さい!」とはあまり言われないような。。。
キルスイッチとは、こんなヤツです。エンジンによって形は様々ですが、
クリップ部分を、ウェアやライフジャケットにつけておき、万が一走行中に落水したり、運転席から離れることがあれば、赤紐を通じてキルスイッチのピンが外れ、エンジンが緊急停止するという仕組み。
この上無い、「絶対安全装置」です。
今回の落水者の方は手首にグルっと巻いていたみたいですが、やはり抜けてしまったようです。
もはや「つけましょう!」とは言うまでもないのですが、今回のようなことがあったので、改めて注意を促したいと思います。
水辺の遊びなだけに、危険もあります。安全第一で釣りを楽しみましょう。
特に低水温が続くこれからの時期は要注意です!!!
その後の話としては、
落水された方はマリーナのレスキュー艇にて間もなく陸上へ帰還。
旋回しまくりのボートは放っておく訳にはいかなかったので、水上警察を呼び、事故状況等の確認を済ませた後、
そのボートは警察とマリーナの方の協力で無事止められました。
というわけで今回の件は一件落着。
この日は魚は釣れませんでしたが、
改めて低水温期の釣りは気を付けなければ!
と意識を改めることができました。
そんな変わった幕開けで2015年がスタート。
今年も安全第一で釣りを楽しみたいと思います。
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