
2021年 MACCA レッドシグネイチャーシリーズに上の2機種が追加されます。
●HUMRC-73HST/RS (ヘビキャロスペシャル) いわば”ヘビーずばし”です。
10-20lb 1/4-2oz
●HUMRS-65L/RS (ミドストスペシャル)
4-8lb,1/16-1/4oz
両機種7月頃発売予定で進めています。
改めて、MACCAとは、というところで繰り返しになりますが、
従来の青MACCAは万能型。
計8機種。すべて揃えたら日本のフィールドすべてで釣りが可能と言っても過言ではありません。
これに対し 赤MACCAは特化型。
計7機種 (N-SPEC入れると9機種)
それぞれに尖った要素があり、7フィートを越えるスピニングや、クランキングメインのグラス、パンチングロッド
そしてウルトラフィネスソリッドなど。
かなり特化した釣りに照準を合わせたラインナップです。
これと昨年発売したREDSIGNATUREシリーズ。
これはTOP50の武田プロとガイドの私がメインで監修した、赤MACCAのハイスペック版。
今のフィールドに合わせたソリッドティップを中心に展開し、それぞれのスタイル、釣りに必要な物をワガママに盛り込んだ竿。

例えば611MHST(通称ズバシスティック)に関していえば、ボトムのワーミング専用ロッド。
特に琵琶湖におけるシンカーを用いたボトムを引くリグ(テキサス、ジカリグ、フリーリグ)はもちろん、ノーシンカーにも対応。
ボトムの変化を何より感じられるロッドになっています。琵琶湖では遠投が基準なので私はこの611というレングスにしましたが、
武田プロは試合等で各フィールドを回る際、ピッチングやショートキャストでの撃ちモノもメインとなる為、65というレングスでもう1本を作製しました。同じソリッドではあるものの、用途が全く違う2本になっています。
同時に琵琶湖のフィールド状況も大きく変わり、
絶対必要だと思ったデジーノブランクスのソリッドティップは、狭いスポットを丁寧に釣る釣りが主流となった昨今、もはや必要不可欠なモノになってしまいました。
そういった変化から今回2本の追加を決定。
それが、73HST/RS と、 65L/RS
後ろのRS は、レッドシグネイチャーの略です。
もうそれぞれを一言で言えば、
73HST→ヘビキャロスペシャル
65L→ミドストスペシャル
になります。

73HSTに関しては、いわばヘビーずばしスティックとでも。
611MHSTの更に強化版なイメージ。611MHSTが10gシンカーまでを快適に扱えるものだとしたら、
3/4オンス、1オンスクラスまでを快適にボトムを引けるようにしたモデルになります。
これまではガチガチのヘビーロッドをやっていたヘビキャロですが、ボトムを丁寧にずる引く釣り。投げられるのであればソリッドティップの方が間違いなく沢山の情報を拾えるし、何より楽しいんです。いろんなことが目と手から分かるから。
それに
「あなたの持ってるヘビーロッド、昔、ウィードを切る為に買ったものではないですか?」
というのは言いたいところで、実際に自分が買ったヘビーロッドも昔はウィードを切る為に買っていたし、その当時のヘビーロッドのほとんどがウィードを切る、とかウィードの中からバスを引きずり出す、みたいなことを謳い文句にして居たはずです。
2020年は多少ウィードは復活しましたが、ウィードの中を釣る釣りはほとんどなくなりました。しかし重いモノのを深いところに投げる機会は増えました。それが高比重ノーシンカーだったり、ヘビキャロや、14g前後のジカリグやフリーリグ。
これらは611ではやはりウェイト負けしてしまいます。
73HSTは、ストラクチャーの為に強くあるヘビーロッドでなく、ウェイトのあるものを深いところで、丁寧に引くためのヘビー”ソリッド”モデルなんです。

これに対して65Lは、ずばりミドストロッド。
琵琶湖の夏はギル→ワカサギパターンに変化した部分が2年程続き、ワカサギを意識した中層を釣る釣りは必須となりました。
僕自身も9月に行われた琵琶湖艇王ではこのワカサギパターンを意識したミドストで勝負しました。
MACCAで言えば、青MACCAの64L や赤MACCAの61XULSTで補っていましたが、誰もが比較的簡単にワームをロールさせられる、という観点からいうと、ミドスト専用機ではありませんでした。先の2機種はミドスト「も」できるロッドという感じ。
というわけで思い切って専用ロッドにトライすることに。
ウェイトの無い、ホバストから3.5gくらいのジグヘッドを用いたミドストまで快適にできるように設計しています。
振れる、だけではなく、振り続けられる、こと。できるだけでなく、やり続けられること が”専用ロッドと言われるロッドの一番の条件です。
確かにフィールドは色々と変化してきています。
タックルも妥協なく煮詰めながら、2021年のバスを狙っていきます。