HUミノー111Sの季節到来。投げる角度と糸フケが釣果の鍵
2025年はミノーの当たり年です。シーズン初期(冬)は魚のレンジが深く、ロングリップのミノーでの釣果が明らかに上がっていました。とはいえ本来ビッグベイトの釣果が伸びる時期にミノー、もうバイブレーションが釣れてもいい時期なのにミノーと、結局ミノーばかりが釣れている2025年です。
鈴木さんがHUミノー111SSで深いレンジを攻略!SSはアイランドクルーズの常連の間では「すごくシンキング」と呼ばれています。
冬の間は深いレンジが良かったですが、最近になって暖かくなってきてからはやっとレンジが上がってきて、HUミノー111Sでの反応が良くなってきました。やっとHUミノー111Sの季節到来です。
巻き方はいつも通りの、「ルルルルル」とHUミノーが動いている動きを感じながらのタダ巻きです。これが一番釣れます。気をつけて欲しいのは投げる角度と糸フケです。基本的には真っ直ぐルアーが一直線に返ってきて欲しいので、この2点に気をつけてタダ巻いてます。
僕のアクションはタダ巻きが基本。最近はジャークも一才入れておりません。
投げる角度は船が進む方向です。基本的にはドテラ流しで流す場合は追い風方向に投げるのですが、追い風方向の船首側に流れるか船尾側に流れるかは、その日の風と潮具合、それに対する船長の船の流し方で変わってきます。
まずは真横(船縁に対して垂直方向)に投げてみてどの角度でルアーが帰ってくるかを見ます。ほとんどの場合は自分より後ろの船尾側にルアーが帰ってくるはずですので、その場合は少し船首側に向かってルアーを投げて角度を調整します。逆に船首側に帰ってきたら少し船尾側に向かって投げます。
ルアーが自分の正面に帰ってきたらそれが正しい投げる角度です。
熊谷さんがピンクグローで連発!!
気をつけて欲しいのは流し出しは船が落ち着かないので、2投か3投様子を見て欲しいという部分です。船を止めて1投目は変な角度に流れることがどうしてもあってしまうので、何投か投げて船の流れ方が落ち着いてから調整しましょう。潮替わりや風の向きが変わらなければ、同じポイントに浮いている限り同じような角度で良いはずなので、一度角度を見つければ大体同じ角度で投げ続けられるはずです。
加えて無駄な糸フケを出さないことです。これはつまりフェザリングをして欲しいということです。フェザリングとは投げてラインが放出している最中にスプールリングを触ってブレーキを掛けるテクニックのことです。これをすることでラインが真っ直ぐになってルアーが着水します。
糸フケが無駄に出てしまうと、ラインが(←こんな感じにたわんで水面についてしまいます。HUミノーはミノーにしては抵抗感が強いルアーではありますが、このたわんだラインを真っ直ぐにするほどの力はありません。つまりたわんだラインのコースのままルアーが泳いでいくことになります。
こうなるとルアーが斜めに泳いでしまってうまく潜ってくれません。さらに出る波動も中途半端になることからバイト数がガクンと減ってしまし
います。
この投げる角度の調整と糸フケを出さないようにすることは、僕としてはオープンエリアで釣果を出す上で必須のテクニックだと思っています。でも見ていると意外と気にしてない人が多いです。ちなみにHUミノーの釣りでももちろん重要ですが、オープンエリアの釣りで全てのルアーに対して気をつけるべきテクニックですので、これを気をつけるだけでオープンエリアでのキャスティングの釣果が格段に上がるはずです。
同じルアーを使ってるのに隣の人は釣れて自分は釣れないという時に巻きスピード以外にも角度と糸フケで釣れる釣れないの差が出てい流時もありますので、是非気にしてみてください。
ちなみにドリフトというテクニックがありますが、それはこの一直線に巻くということが出来た上で成り立つテクニックです。どうやるかっていうのはまたの機会にご説明しますが、まずはルアーを真っ直ぐ引くことを意識してください!間違いなく釣果が伸びるようになります!!