HIDEUP Blog 須江一樹

スタッガーワイドでマゴチが釣れる理由!マゴチの習性から見るワイドの有効性!

2019-05-05 20:25:38

ワイドでマゴチが釣れる理由!!

 

まずはスパイラルフォールでのフォール中のアピール力!これはワイドにしかない唯一無二のアピール方法です!!

スタッガーワイドでマゴチが釣れる理由!スパイラルフォールって!?

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2019/05/05

左がワイド4ツインで、右がオリジナル3.5インチです。オリジナル3.5の座りが悪く斜めになってしまうので、頭の高さで見てほしいのですが、高さは全く一緒です。つまり人間からの見た目よりも魚からはそこまで大きく見えていないのではと考えています。(スイミング時は)

 

ではワイド4のスイミングの何がマゴチに効くのか。それは、他のワームには真似できないテンションフォール時の横移動の距離の長さがマゴチに効いているのだと思っています。

 

前回のログで、マゴチはルアーを横から見ている説をお伝えさせていただきました。

スタッガーワイドでマゴチが釣れる理由!の前にマゴチってルアーをどこから見てる?

 

加えて、もう一つマゴチの習性というか仕組みとして感じているのは、ボトムべったりのエサは食べずらそうという事です。

 

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口の形を見ていただくと、下あごが出ていることがわかります。これは、自分よりも上の位置にいるエサを捕食しやすい形です。ですので、マゴチは自分よりも少し上で、かつ上すぎるエサは追わない言う習性から、上過ぎないレンジというのが捕食ゾーンという事になります。

 

このマゴチの捕食ゾーンを効率的に攻めるのが、スイミングでありいつもお伝えしているワイドのリフト&フォールなのです。

 船からのワイド4インチの   動かし方(1)

船からのワイド4インチの   動かし方最終回

 

こう考えると、マゴチより少し上の一定層を引き続けるのが一番効果的な気がしてきますが、これは僕は違うと思っています。(ズル引きについてはまた違う理論があるのでそれについてはまた今度)

 

エサがボトムに向かう動作、つまりアクションでいうとテンションフォールの動きが非常に大事だと考えています。というのも、先ほどボトムにいるエサは食べづらそうと書きましたが、エサとなるベイトもこれを知っているはずです。つまり、マゴチより下にいれば見つからないし食べられない。

 

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https://youtu.be/hOr1WhVVnio

 

この動画を見ると、マゴチは頭を少し上に向けて止まっているのがわかります。これが上から横にかけてマゴチが視野を確保している状態だと思います。この状態で底べったりにエサが着くと見つかりずらいし食べずらそうです。

 

だから、テンションフォールの動きが効くのだと思います。ボトムに向かっているルアーを、ボトムに着いては困るマゴチが慌てて捕食行動に出るのではないのかと思っています。もしくはエサが浮いているタイミング(アクションでいうとリフト時)は、自分がエサを食えるタイミングであり、チャンスであることもマゴチもまた知っている。

 

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フリーフォールではなくテンションフォールが効くのは、エビやハゼなどのエサがボトムに向かう動作を演出できるからと、(アクション時の)フリーフォールでは食う間が少なすぎるからテンションフォールが効くのではないかと思っています。

 

ここで、やっとワイドの良さが出てきます。ワイドはほかのワームに比べて、テンションフォール時のボトムに着くまでの時間が長いのです。

 

これはおそらく、ワイドの幅広形状が水の抵抗を受けて、紙飛行機のように横移動距離が普通のワームに比べて伸びているのではないかと思います。ワーム自体の浮力も手伝っているでしょうが、同じウェイトのジグヘッドで操作すると明らかにテンションフォールの時間が長いです。

 

横移動の距離が延びるという事はどういうことかというと、マゴチの捕食するタイミングを長くとれるという事です。長く取れればもちろんバイトチャンスも格段に増えます。

 

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これを普通のワームで実現しようとすると、ワームを高く上げるしかありません。高くあげる為には、ジグヘッドを軽くしなくてはならない。すると着底感が鈍り、釣りが難しくなる。つまり、ワイドの形状が生み出すテンションフォール時の移動距離の延長は、実はすごく難しいことで他のワームに決してまねのできないアクションなのです。

 

マゴチの習性から見る、ワイドのスイミングの有効性について書いてみました。本当にワイドは、マゴチに向いているルアーだと思います!!先入観や固定概念を捨てて是非マゴチにワイド使ってみてください!絶対マゴチ釣りの武器になるはずです!!

スタッガーワイドでマゴチが釣れる理由!の前にマゴチってルアーをどこから見てる?

2019-05-04 20:16:40

スタッガーワイドでマゴチが釣れる理由シリーズ!

 

2回目はスイミングについてお伝えしたいのですが、ちょっとその前に、まずはマゴチのルアーを見ている視線について僕の考えをお話ししたいと思います!

 

多くの方はマゴチは、ボトムからワームを見上げて、ワームの下側を見ていると思っていると思いますが、僕は違うと思っています。

 

理由としては、まずはワームのカラーについてです。経験上ワームの背中の色が違うとマゴチが口を使わないという事がよくあります。

 

他社製品も込みですので、全くの同条件ではありませんが#S-06 チャートオレンジBFで釣れていても、オレンジのワントーンのカラーでは釣れなかったり、#140 グリパン/ダークチャートで釣れてもグリパンワントーンで釣れなかったりします。ワームを下から見ているのであればこういうことは起きないのではないかと思います。下から見れば同じオレンジですし、同じグリパンですので。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2019/05/04

ワームは違いますが、下から見ると同じオレンジ。

 

次に、マゴチのバイトの出るタイミングについてです。多くの場合はマゴチのバイトの出るタイミングは、リフト&フォールではフォール中。しかも着底とほぼ同時のタイミングです。これは、マゴチはボトムに張り付いていて、ボトム付近のエサを捕食しているという事だと思います。その場合、泳いでいるエサを下からの目線で見ることは、いくらマゴチがボトムに張り付いているとはいえ難しいのではないかと思います。ボトム付近を泳いでいるエサのさらに下に潜り込んで、エサを見上げてみなくては下からの目線にはならないので。

  

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マゴチの目って面白い形をしてます。マゴチの目の仕組みは僕は知りません。今回の話題は釣り人目線で見る考察です。

 

となると、ルアーを横から見て発見していると考えるのが普通だと思います。横から見ているからこそ、背中のカラーも関係あるし、ボトム付近でバイトが出るのだと思います。これがヒラメのように下から上を見ていて、上方向に反応のいい魚であれば、マゴチはもっと中層でのバイトが多くてもいいはずです。今のところ、僕は中層でヒラメは釣れたことがありますが、マゴチは釣れたことはありません。泳いでいるのは見たことはありますが、おそらく捕食モードではありませんでした。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2019/05/04

横から見るとだいぶ違う。この目線でマゴチは見ていると思います。

 

こう書くとスパイラルフォールのくだりに矛盾が生じますが、今回書いているのはあくまで、スイミングしているルアーをどの目線で見ているかの話です。マゴチは上から落ちてくる物は本当によく見ていると思います。ボトム付近でしか捕食しないからこそ、ボトム付近を泳いでいるものや、ボトムに向かって落ちてくるものに非常に反応がいいのだと思います。ボトム付近を泳いでいるもの=スイミング、ボトムに向かって落ちてくる物=フォールです。自分の捕食範囲に入ってくるものですから、そりゃあ反応がいいですよね。

 

という事で、今回はワイドがスイミングで釣れる理由をお伝えする前に、前置きとしてマゴチがどの目線でルアーを見ているかをお伝えしました!結論でいえばスイミング中はルアーを横から見て発見している。という事です!次回は、ワイドが釣れる理由をお伝えしますねー!

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東京湾ワイドマゴチ!ワイド4で3発!!

2019-05-03 23:31:37

中々天気がすぐれないGWでしたが、やっとお日様が見れる天気に!

 

という事でお日様が出てる日は

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チャートグリーンゴールドF!!ワイド4ツイン!!

 

最近は、日が出てる日はチャートグリーンゴールドF、日が出ていない日はスエジミグリーンという使い分けをしています。最近の千葉エリアはベイトが多いのでブレードフック使用です。

 

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連発で、やっぱりなチャートグリーンゴールドF!!今回はブレードフックにバックりです。アクションはスイミングでハンドル2回転からのテンションフォールでした。

 

ここからはしばらく沈黙タイム。1度ほどですが水温が下がったことが原因かと。アタるはアタるのですがショートバイトだったり、釣れてもめっちゃ小さいマゴチだったり。これは何かがあっていない証拠・・・

 

という事で大きくエリア変更!すると水温もいつも通りの水温に!!やっぱりアタリが増えて、お客さんのキャッチ数が増えます^^

 

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 残念ながらスタッガーではありませんが・・・

 

こっちだったのかなーと反省しつつ、後半はビュービュー展開。天気も曇りっぽくなってきたのでスエジミグリーンにチェンジです。

 

 すると

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きたー!!ズル引きで58センチ!!60までもうちょっと!!

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2019/05/03

風が吹いたらズル引き、光量が少ない時はスエジミグリーン。最近定番のパターンですが、大きい魚が釣れるのはしっかりパターンがかみ合っている証拠です。

 

ちなみに。ツインとシャッドテールの使い分けですが、最近は魚の反応で決めるようにしています。潮や時間、光量でマゴチはパターンが刻々と変わりますので、それに合わせて投げながらどっちが好きか見ていく感じです。不思議なもので、ツインかシャッドテールかで大きく反応が変わってきますので、可能であれば両方お持ちいただくことをおススメします。

 

今回はあえてワイド4のみでチャレンジしました!!ワイド4ももちろん釣れますが、オリジナル3.5などと組み合わせればもっともっと釣れる本数が増えるはずです!!

 

スタッガー持って東京湾マゴチに令和はチャレンジ!!お待ちしてます!!

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スタッガーワイドでマゴチが釣れる理由!スパイラルフォールって!?

2019-05-01 21:52:39

マゴチを釣るワームの一般的なワームの形は、スタッガーオリジナルのようなシャッドテールタイプと、グラブ、ホグやクロー系といったところでしょうか。

 

では、なぜどの形状でもないスタッガーワイドがマゴチに効くのか。タックル紹介と合わせてこちらも、少しづつご紹介していこうと思います。

 

まず、スタッガーワイドの最大の特徴であるスパイラルフォールについてです。

 hideup 須江一樹 ブログ写真 2019/05/01

https://youtu.be/gAOIuqSGWLw

 

スタッガーワイドは、動画のようにクルクルと回りながらフォールします。これがスパイラルフォールです。

20~30グラムのジグヘッドを使用してフォールさせても動画のようにはなりませんが、クルクルとしっかり回りながら落ちていきます。

 

クルクル回ることの何がいいか。それはフォール中の圧倒的なアピール力につながります。

hideup 須江一樹 ブログ写真 2019/05/01

スタッガーワイドが他のワームより圧倒的に多いバイトシーンの一つに『落ちパク』が挙げられます。落として糸を張ったらかかってたというやつです。これがとにかくほかのワームに比べてワイドは多い。

 

それは、このスパイラルフォールによるものだと思います。マゴチは上から落ちてくるものを本当によく見ている魚なので、特にスパイラルフォールが効くのだと思います。遠くに投げるより、近くに投げて落とす回数を増やした方が釣れるんじゃないかと思う日も多いです。

 

フォールの最中に見つけてくれる可能性が増えれば、もちろんその後のスイミングでも食う可能性が高くなります。マゴチに限らず、ルアーフィッシングはいかに魚にルアーを見つけてもらうかです。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2019/05/01

 

では、数あるギル型ワームの中でなぜスタッガーワイドなのか。それもこのスパイラルフォールにあります。

 

スタッガーワイドは他社製品に比べて、薄く幅広い形状をしています。加えて、頭とお尻が非常に細い。この形状が他社にはないキレのあるスパイラルフォールを生むのです。

hideup 須江一樹 ブログ写真 2019/05/01

 

キレというよりは僕の中ではイレギュラーアクションなのですが、クルクル回りながら落ちると言いましたが、実はきれいにクルクルは回っていません。

文字にするとクルックルッという感じなのですが(なんのこっちゃ)回り方と落ち方に緩急があるのです。これが非常に効いていると思います。

 

これはシーバスジギングをやっているときに思う事なのですが、きれいにゆっくり落ちるジグほどあんまり釣れません。どちらかというと、ゆっくり落ちたり急に落ちたりの緩急のあるフォールがあるジグの方が釣れます。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2019/05/01

 

これは、ジグが自動的に誘いをかけているからではないかと思っています。これと同じことがワイドにも言えると思います。

 

クルックルッと自動的に誘いをかけながらフォールをするスパイラルフォール。書いてて釣れそうな気がしてきます(笑) 

 

今回はスタッガーワイドのスパイラルフォールについて書いてみました!釣れるギミック満載のスタッガーシリーズの秘密をどんどん紹介していきますね!!

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