HIDEUP Blog 須江一樹

東京湾マゴチ好調!向かい風リフト&フォールの細かいアレコレ

2024-07-08 16:59:34

さて向かい風リフト&フォールの話は続きます。

 

産卵から回復!スタッガーワイドホグ3.3で東京湾マゴチ好調!

スタッガーワイドツインテール4向かい風リフト&フォールで爆

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2024/07/04

この日はスタッガーワイド4ツイン チャートグリーンゴールドFの日!やっぱりアタリワームってあるもんです

 

向かい風リフト&フォールの最大のメリットは風が吹いても釣りになること。これが本当に画期的。追い風方向のリフト&フォールだと風が吹くとほぼ釣りになりません。これは追い風方向だと船とルアーが常に近づいている状態なので、テンションフォールがテンションがかからずテンションフォールにならない為です。

 

もちろんテンションフォール中にリールを巻いたり、ロッドで引っ張ってテンションをかけたりとテンションをかける工夫を今までもしてきましたが、やはり釣果は落ちます。これが向かい風方向のリフト&フォールだと釣果が落ちません。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2024/07/04

やっぱりスタッガーワイド4ツイン チャートグリーンゴールドF!!

 

やり方は先日お伝えした通りですが、ちょっと細かいところまでお伝えします。まず向かい風にキャストするのですが、向かい風なので大して飛距離が伸びません。でもそれで大丈夫です。というのはリフトする際に巻き取る量が少ないので、飛ばなかったとしてもアクションをし続けることができる為です。

 

場合にもよると思いますが、追い風方向に投げると1キャスト1分程度で回収してしまいますが、向かい風方向だと1キャスト3分以上かけて回収しています。向かい風方向に投げた方が、結果として長い距離を探ることが出来ているということです。これが釣れる一つの要因にもなっていると思います。

 

また、底どりと自分からルアーまでの距離に関しては法則があります。ルアーが遠くにあるほど浮き上がりづらく、ルアーが近くになるほどルアーが浮き上がりやすくなります。この法則を頭に入れてアクションします。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2024/07/04

ルアー揃えると他の人も釣れちゃうのはアタリルアーの証拠!スタッガーワイド4ツイン チャートグリーンゴールドF!

 

最初の着底からアクションを開始しますが、まずはラインをまっすぐにする為に少し強目にアクションを入れます。これでリフト&フォールが普通にできればそのままアクションをし続けるだけですが、アクションしてルアーをリフトしてしまうと底が取れなくなってしまう場合があります。その場合はラインをしばらく出して自分とルアーとの距離を開けると底が取りやすくなります。

 

逆にリフトしようとしても底からルアーが離れない場合があります。その場合は自分とルアーの距離を少し詰めるとルアーをリフトしやすくなります。もちろんジグヘッドを重くすれば底が取りやすくなりますし、ジグヘッドを軽くすればルアーがリフトしやすくなります。向かい風リフト&フォールではリフト&フォールがしやすいジグヘッドの重さとルアーの距離を見つけると釣果が伸びます。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2024/07/04

やっぱりスタッガーワイド4ツイン チャートグリーンゴールドF!真似したら釣れちゃう!

 

僕のイメージではズル引き αくらいの高さでのリフト&フォールが最も安定的に釣果が出やすいレンジだと思っています。またリフトする動作はロッドでリフトするのですが、テンションフォールはロッドで下げてくるというよりはリフトの動作をストップさせてジグヘッドの重さのみでのテンションフォールがアクションにムラが出ないので釣果が出やすいと考えています。つまり止めたらテンションフォールするジグヘッドの重さとアクションを見つけると釣れるということです。

 

結局のところやはり感覚の部分が占める割合が大きいアクションではあります。スパンカー立ての乗合船でも出来ると言いましたが、やはりドテラ流しをする船の方がその感覚は養いやすいと思います。関東の方ならガイド船、もしくは茨城県鹿島エリアなどの乗合船はドテラ流しで船を流してくれますので、茨城まで足を伸ばしてみるのも手かもしれません。ぜひ向かい風リフト&フォールチャレンジしてみてください!

stagger_wide_twintail_4

スタッガーワイドツインテール4向かい風リフト&フォールで爆

2024-07-01 10:22:15

さて前回の続きです。

産卵から回復!スタッガーワイドホグ3.3で東京湾マゴチ好調!

 

前回は向かい風リフト&フォールで釣れてますよーとさらっとお伝えしましたが、今回はそのやり方についてです。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2024/07/01

どハマり向かい風リフト&フォール スタッガーワイド4ツイン チャートグリーンゴールドF!!前にもこういう天気でよく釣れた記憶が

 

この写真の日は船中24匹釣れたのですが、そのうち23匹が向かい風リフト&フォールでした。そこそこ風が強く船が早く流れてしまった為に、追い風方向のリフト&フォールでは釣りがしづらいという状況です。

 

やり方は別段難しいことはないのですが、簡単にいうと追い風方向でやるリフト&フォール(リトリーブハンドル1〜2回転→テンションフォール→着底)を向かい風方向でやるだけです。しかし、リフトする量が全く違います。ハンドルを巻く量は流れる方向にもよりますが、ハンドル1回転以上巻くことはほぼありません。また、向かい風方向はリトリーブよりもロッドで上げ下げした方が調整がしやすいです。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2024/07/01

どハマり!!スタッガーワイド4ツイン チャートグリーンゴールドF!!

 

向かい風方向に投げると船でルアーを引っ張る力が働くので、リフト量が多すぎるとそのまま持ち上がってスイミングしてしまいます。テンションフォールするギリギリのリフト量に調整する必要があるのですが、リフト量については水深と船の流れる早さ、さらに潮の向きが絡んできますので一概にこれくらいというのは正直お伝えしづらい部分ではあります。

 

ガイド船でよくやる水深5〜9m程度ならまず30gのスイミングテンヤで僕は始めます。向かい風方向に投げて着底させてリフト&フォールを開始します。リトリーブでやる時もありますが、僕は基本ロッドでリフト&フォールさせます。チョンとリフトしてテンションフォール着底の繰り返しです。チョン程度で十分リフトしています。

 

リフト量よりも気にするべくはテンションフォールの長さです。追い風方向に投げてリフト&フォールの時の時間と同じくらいになるように調整します。だいたい僕は1秒くらいに調整することが多いです。あまりテンションフォールが長くならないようにリフト量を調整します。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2024/07/01

これしか釣れないんじゃないかのどハマり具合!スタッガーワイド4ツイン チャートグリーンゴールドF!!

 

気をつけることは一番最初のアクションが成立するまで少し時間が掛かるという事。リフト量を少なくしなければいけない向かい風方向のリフト&フォールは、言い方を変えると繊細な釣りです。キャストして着底させた時はラインがライン自体の浮力でたるんでいます。その弛んだ状態をまずは真っ直ぐにする必要があるので、最初のアクションは着底感がボケるということを覚えておいてください。何回かリフト&フォールするとハッキリ底が取れるようになります。リフトのアクションが小さいので、ラインが真っ直ぐになるのに時間がかかるんです。

 

また、風が強く流れが早いと手の感度でトンという着底を感じることが難しくなります。なのでティップ先を注視して目で着底を見るようにすると、手ではわからない着底も目で見ることで感じることができるようになります。

 

大体の向かい風リフト&フォールの概要はこんな感じなのですが、次回以降も掘り下げてお伝えしていきますね。ひとまず東京湾マゴチ好調なので釣れてるうちに遊びにきてください!!

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