HIDEUP Blog 吉田秀雄

旭川ダム戦を振り返って...

2011-06-15 08:00:22

TOP50第2戦旭川ダム
4本で6,270g。初日はトップというウエイトを持ち込めた。

旧橋脚5mラインのピンポイントを狙った結果だった。
3本搾りだした時点で十分なウエイトだと思い、ピンにはキャストせず周囲をただ投げて時間潰しをしていた。
やればこの調子なら5本揃うだろうが明日のためにバスを残そうと思っていた...

丁度午後になる時、パンっ!って音がしてエレキのワイヤーが切れた。
モーターは動くけどワイヤーが切れたので方向が定まらない...
やってる場所は丁度エレキのみのエリア。
エンジン禁止エリアなので身動きもできなくなり...
エンジンで移動したら失格になるし...身動きできなくってしまった...
丁度通りがかった前山君に緊急処置方法を教えてもらいロープをモーターヘッド部分に結びつけて手動で操作。
これで少し動くようになった。

動くようになっても流すことはできず、他のエリアに行くのもリスクだし、帰って修理するのもデッドスローエリアもあって約45分プラス修理時間がかかる...
このままこのポイントで時間を潰さないといけないハメになってしまった...
キーになるスポットにはルアーを通さず時間を潰していたけど、ちょっと反応があるかないのかが心配になったのでチョイと投げてみて通してみたら4本目が食った。
5本揃えることも考えたけど、このポイントしか自分には他に手がないので休めるしか方法はなかった。
バスの平均サイズがよく揃っている。
明日は最低でも2本、最終日には最低1本を持ち込めば...なんて甘い考えを持ちながら初日が終了した。
使用したルアーは、HIDEUPスタッガー3インチの9gヘビーダウンショット、イマカツアンクルゴビー3インチ1.8gのダウンショットでそれぞれ2本づつ釣った。(フック&シンカーはそれぞれノガレス)
タックルは琵琶湖で先日まで使い込んでいたものと同じってことも感覚的によかったかもしれません。

DSCN7899.JPG

今回行ったプラは1日半のみ...
初日なんてたった1本のギルだけで、2日目なんてギルとバス1本だけだった...
釣れない...
なんてことは状況を見ればわかってる。
このプラ期間中で釣れない感を持ってしまうことはとても危険...
なるべく釣れる感を最低持ちながら本番を迎えたいので、釣りこまずに状況を見回る作業を中心にしてプラを終えた。
それでもあまりな釣れなさすぎの状況に初日はどこのポイントに行くかは全く決めてないほど...

まずプラで意識したことはバスよりもギルだった。
大体この時期はアフターが多くなるけど今年は遅れてる。
ギルのネストがある旭川かと思いきや、実際に探してみると意外に少ない...
なぜバスではなくギルなのか?と言うと...
ギルがネストを作る場所って結構広い範囲のフラットエリアが多い。
しかもボトムは凄く良い場所に作ることが多い。
この旭川はブッシュも多いけど多くは見た目だけでボトムはヘドロ状ばかり...
美味しそうなポイントはあるけど実はそうでもない一時的にしかバスがつかないポイントが多い。
底質の悪さと水位変動がかなりある旭川ダムはバスの産卵はうまく行われていないのが現状だろう。
だからギルがネストを作る場所は貴重であり、同時にバスにとってもその場所の周囲は貴重だと思った。

プラでは浅いレンジのギルネストではなく、深いレンジにあるギルネストを意識しながら探っていった。
このギルネストがある周囲に必ずスポーニングから回復したてのバスがいるはず...
ホームにしている琵琶湖でも同じことで、やはりギルネストの回りは巨大なアフター回復バスが群がっている。
これで初日選んだのが曽母谷橋?の旧橋脚5mラインだった。
前日にこのポイントの4メーターラインでギルのバイトをとって、その周囲でバスを1本とバイトだけをとった。
これが最初に狙った根拠だった。

ただこれだけしか手がなかったのは事実で、他には時間もなかったので見えるバス以外は全くと言っていいほど見つけられなかった。
結果出来過ぎのように初日は良いウエイトがでたものの、初日の夜にはキツい雨が降り続き2日目は増水&濁りで厳しい状況になることは目に見えてた。
だけど手はない自分...
1本の平均ウエイトが高いだけに圧倒的に差を出すチャンス。
ギリギリの僅差で勝つよりもじつは何度もミスしてるけど圧倒的な勝利。
そんな超高い勝ち方を目指したいし、実際に目指すことができるチャンスの位置にいたしね...
かなりの夢物語だけど無理しないことには実現不可能...
目指すならそれなりの危険なリスクは当然覚悟しないといけない...

やはりって言うか案の定...2日目はそんな気配すらないほど濁りで、自分の狙ってたスポットはただでさえ深いのに6メーター近くのディープになってしまった。
無理なことはわかってても初日の状況を見てしまうと離れられないものだし捨てられないもの...
たった2本目標でも、一日粘ってたった1回のバイトすら出せなかったしね...
あの状況になっても粘ってるなんて周囲からアホって言われてもアホですって答えるしかない結果です。。。w

3日目、初日のウエイトがきいて予選通過。
3日目も全く同じポイントに入る。
2日目より水位は下がったけど濁りはさらに強烈に...
2時間ほどではじめたそのポイントを離れた。
サイトで食わせたけどラインブレイク...
それ以上にでかいバスを同じタックルで琵琶湖で釣りまくってラインブレイクすらなかったのに...
ここにきて痛恨のミス...
これが自分の詰めの甘さでしょう。
苦しかったけど楽しかった試合でした。。。
次頑張ります!

DSCN7907.JPG

みんなありがとうございました!