HIDEUP Blog 吉田秀雄

さめうら湖でのメインパターンはスコーン

2012-04-22 07:13:03

トップ50開幕戦が終了した。
本来であれば今日までの3日間ある試合だけど、大雨による水位上昇のため会場が水没する恐れもあるので中止となった。
さめうら湖周辺で雨が降らなくても、上流で大雨がふればさめうら湖に雨水が流れ込む。
満水状態でこの大雨で中止という残念な結果に...
まぁ、最終日があったとしても予選通過できてないので3日目はなかったんですが...
毎年行われるさめうら湖の試合。
今回は満水状態で昨年とは全く違った顔を持つ湖だった。
満水状態でブッシュやオーバーハングがいっぱいあると思うのだが全くないと言っていいほど。
それで晴天無風では6メーターのボトムが丸見えなほどのクリアー状態。
厳しい...釣れない...と噂を多々聞く中でのプラクティス開始となった。

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プラクティス最初の方はまだ寒いので見えるバスはそこまで多くはなかった。
が、暖かくなるにつれて見えるバスが増えてきた。
サイトはほとんどしない自分なので、見ようとしない自分でさえ見えてしまう状態。
こんな湖の状態は必ずサイトが得意な選手が上位に入ってくる。
普通の状態のバスではなくて今回は産卵を控えたバスが見える。
オスが場所を探し、オスがメスを待つ状態、もうすぐって感じのペアまでいるネスト一歩手前のバス達が少しづつ増えてきたのだった。
初日のプラクティスはどんな状態かを知るために比較的メジャーな場所からスタート。
クリアーなので岩やブレークの陰にアベラバ1.8g&アンクルゴビーを落とし2本。
アベラバ10g&スタッガー3インチでも2本。
比較的イージー!?に思えたが、他の場所へと行くたびにバイトは激減。
噂通りに難しい状態なんだと感じた...
何が難しいかと言うとボトム丸見え状態...
バスがいません!って状態です。w

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プラクティス2日目はチャプター戦に参加。
この日で全域を回って全体的の感じがなんとなくわかった。
チェックしながら時折ロッドを持って釣りをしていくが全く釣れない...
ライトリグでじっくりやっても全くバイトすらなかった...
最上流付近では見えバスを多数目撃。
このクリアーな状態だと陰になる岩盤や岩場がいいと判断し、そんな場所を探していく間にバスが結構見える。
ワンドの奥のゴミ溜まりや立ち木があれば必ずいた。
ちょっと釣ってみようとしても天才級のバスばかり...
口の前5cmに置いても逃げないし激無視される...w
プラクティス2日目にして今大会は自分にとって苦手な状態になる可能性が大。
サイト合戦に勝つためには...
とにかく自分の得意な釣り方でやろうってことで、今の時期にはプリスポーンにやはり効果があるスコーンを試してる。
リザーバーだからスタッガーのサイズを小さくするんじゃなくこの時期は大きい6インチがいい。
スコーンジグは9g。
これをサーチ的な感覚で投げ試してみたら...
バイトが急増し釣れる釣れる!

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しばらくメインにして試し続けエリアを絞っていった。
巻いてしか釣れてないので、じっくりやって釣れる方法を見つけようとするが全くダメ...
スコーンを握ればすぐにバスが釣れる状態。
巻いて釣れるのであれば自分としては嬉しいこと。
でも、決してプラッシャーが相当ある試合では理想ではなく、今回はスコーンでの巻きでしかまともにバスを触れなかったのが答えだった。
スコーンでやればこの感触だとリミットは達成出来るし5キロは超えられる。
プリスポーンが何本か混ざればビッグウエイトも可能。
ライトリグでは全く釣れなくスコーンではよく釣れると言う不思議な感覚。
琵琶湖の釣りと全く同じタックルで同じ釣りが通用する。

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これしかなかったから自然にメインがスコーンになった。
バスが大きく動くタイミングでこのパターンは凄く怖い。
試合当日で全く釣れなくなる可能性もあることは承知している。
琵琶湖でも同じですからね。
試合初日の結果は0...
内容はたったの2バイトだけしかなかった。
けど、その2バイトだけでも十分すぎるほどのクオリティーの高いバスだった。
岩盤や岩に擦りつけて巻いているのでラインはすぐにザラザラ。
一回目のバイトは岩盤からニョキっと出ている立ち木の向こうで食った。
フッキングした瞬間でかいとわかるほどの重み。
クリアーなので浮いてくると丸見えになる。
岩盤と立ち木にラインが接触しやばいと思った瞬間しめ込まれてラインブレーク...
3キロ近いバスだった...少なく見積もっても余裕で2キロはあったバスでした...
この流れ最悪...
バイト数は激変しても必ずチャンスはあると思ってただけに悔しすぎるミス...
次も同じ重みのあるバイトが出て、一瞬耐えたけどまたしてもラインブレイク...
午後からが本番と思ってたけど、午後からは全くバイトもなくノーフィッシュでウエイン。
やってはいけないミスをした...
かけた魚は必ず手にしないとダメだ...
ハイリスクハイリターンを求めた結果だからしょうがないかもしれないけど、他の釣り方でも自分にとっては全く同じことが言える。
不思議なことでライトリグなんかはこの時もっとハイリスクな感覚でしたからね。
単純にライトリグよりもスコーンの方が釣れる!と思てったしそんな釣果だったしね。

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初日は0。
2日目は相当なビッグウエイトが必要になってくる。
トップウエイトを出しても他選手が0が多くないので予選通過も難しい状態に...
なので小さく釣りしてもしょうがない...
2日目もスコーンメインで続行。
3日目は中止決定なので2日目が最終日となった。

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2日目にウエインできたのはキロオーバーのバス1本。
もちろんスコーンで釣ったバス。
意地で釣ってきた感じはあるけど、本気でパターンを決めて釣った1本です。
やらなければ達成できないことがある。
今回は本当にチャンスだっただけに悔しい結果でした。
でも、自分にとっては気持ちいいほどの試合でした。

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何を言ってもダメダメな結果でしたが、スコーンはやはりクオリティーが高いバスが反応しますね。
プラクティス中ではスコーンにはスレてない!?と感じるほどでしたからね。
試合は人為的なプレッシャーが相当かかるけど、普段の状態ならハマれば相当面白い釣りが出来るんじゃないでしょうか。
目標ウエイトをウエインできなくて悔しいけど面白かったです。。。
次は北浦戦頑張ります!