HIDEUP Blog 吉田秀雄

ワームキーパー

2008-01-24 10:47:32

カルラバ、カルラバスコーンジグ、スコーンジグ(ビスマス)に採用しているワームキーパーに関して。08sj154.jpgワームキーパーはワームがずれる方向を考えて写真のような向きにしました。これによって、たったこれだけのことなんですが驚くほどワームのズレが解消できます。スコーンの場合はスタッガーがズレないように、ソフトに柔らかい感じでキャストすることが多かったんですが、このワームキーパーを使うと、普通に気を使わずキャストできるようになります。重量があるスタッガーなのでズレが多く生じることは昔からテーマでした。このワームキーパーは、リアクション時でも効果はかなり発揮します。ジグ系はそもそもフックむき出しだと引っかかる確率が高いことは当たり前で、引っかからないように工夫をし形を変え、重心を変え、ガードを付けたりして進化してきました。それによって根掛かり率もかなり低下したと思います。しかし、フックに対しての根掛かりは進化しても、根掛かり時に外そうとする動きに対してのワームのズレに対しての進化がはじまったのは、つい最近のことだったと思います。バスフィッシングにおいて根掛かりするようなポイントほど、バスがいる、釣れる確率が高くなるので、せっかくいいポイントにルアーを通しても、トレーラーのワームがズレてしまってはバスの食う確率はグンと下がってしまいます。そんなことを少しでも解消できるのが、このカルラバ、カルラバスコーンジグ、スコーンジグ(ビスマスのワームキーパーとなって、少しでも多くのバスを手にすることに手助けできるようになれば大変嬉しいと思います。ワームのズレは実際に釣りをしてると気になりますよね。ズレを解消するためには、ジグヘッド側に機能を持たせるか、ワームのマテリアルを変えたりする必要があります。coike,coikeトレーラー、coikeシャッドなどはマテリアルによってズレがかなり解消されたワームです。少しのウイードなどの引っかかりでも、ズレないように。それは、バスを手にするための確率を上げる一つの手段です。

なぜスコーンリグと言う!?

2008-01-22 13:43:25

琵琶湖の春、特にプリスポーン時には必ずといっていいほど名前が出てくるスコーンリグ。スコーンリグとは、ロングシャンクジグにスタッガーオリジナルをセットしたリグ。で、なぜスコーンなのか!?答えはスコーン!!と手元にバイトがくるからなんです。wスコーン!!ってこないバイトもあるんですが、スコーン!!を味わったことなく釣ってる場合は、スローで巻いてる場合が多いと思います。スコーンリグの場合のリトリーブ速度は思った以上に早めだと思いますね。言葉では早さを表現できないのが残念なんですが…。巻いてるといきなり軽くなってスコーンと手元に伝わってくるバイトはたまりませんよね。同時に食ってくるバスがでかい場合が多いのがスコーンリグの特徴です。毎年、春になると琵琶湖では多くの方がスコーンリグでデカバスを手にしています。60オーバーの確率はかなり高いのもスコーンリグの凄さです。投げて巻くだけの単純作業で数、サイズが出るから年々投げる人の姿が多く見られるようになってきました。最初に信じて投げてた人はマジでいい思いをしたでしょうね。あんなんで釣れるの!?って思ってた人も、次第に投げはじめてその威力を知る方が増えてます。最近ではスタッガーオリジナルは、日本にかかわらず世界中でも元祖ウイードレススイムベイトと言われるようになり大変嬉しく思っています。同時に同じようなコンセプトのワームも日本でもアメリカでも発売されるようになってきましたが、スタッガーオリジナルはその中でも非常に強い存在です。マテリアルの固さも特徴で、気づいてる方もいるかもしれませんが、旧ブルーザーよりも少しマテリアルが固くなっています。これも、狙う場所がストラクチャー周りだったり、スコーンリグで使われることも多いことを考えて、マテリアルを固くしトラブルを減少させ、固すぎず柔らかすぎずの微妙なマテリアルに変更しました。琵琶湖などではウイードが多いので、マテリアルが柔らかすぎるとズレが出てきてやってられなくなります。そんな細かい点まで気を配って出来上がったのがスタッガーオリジナルでした。スタッガーオリジナルは今では6、5、4,3インチとサイズも豊富になりました。サイズ別で微妙に動きが違うのも特徴です。デカバスを狙うからデカバスに効果のあるアクションの6インチ。数もサイズも同時に狙うなら5インチ。フィールドの規模、アベレージサイズが違うフィールドによっての対応ができる。同時に4インチでもデカバスに効果のある動きの4インチ。サイズ関係なく数を。そしてミニスコーンやジグのトレーラーとしての3インチ。こういったようにサイズによって狙い方を定め作っていきました。春の出番が多いスコーンリグですが、最近になってオールシーズン使用する方が出てきて、同時に釣果を出す方も多くなってきています。スコーンリグに対応するジグをハイドアップではスコーンジグ(ビスマス使用)として発売予定です。もちろんスタッガーオリジナルにあったフックを使用しています。後ほど細かいことは説明はしますが、ハイドアップスコーンジグのフックは巨大です!08sj156.jpg見た目はでか!って思うかもしれません。でもスタッガーオリジナルをセットすると全然大きく感じないです。デカバスを狙うからスコーンリグを投げる。だからこそフックは大きいサイズで頑丈なフックを使用する。デカバスを狙うのにフックを小さくする必要性はないという考えです。スコーンリグは圧倒的に3/8オンスが使いやすいですが、琵琶湖でも年々ウイードが増えて長く伸びてしまうのでHUと同じく300よりも200が使いやすくなる現象で、1/4オンスも充実させようと思っています。浅い野池などでも、浅い水深を引ける1/4オンスの必要性は高いと思います。そして、さらなるシャローを引けるようにカルラバスコーンジグを作ることになった訳です。面白いことにビスマスを使用したスコーンジグと、軽いカルラバスコーンジグとでは当然重いスコーンジグが飛距離が出ると思います。しかし、実際はそこまで飛距離は変わらないけど、気持ちよく飛ぶのはカルラバスコーンジグの方なんですよね。これはキャスト時の姿勢、重心の違いなんでしょうね。カルラバスコーンジグの方は、重い重心になるスタッガーが進行方向へ向からね。フックサイズを大きくしてスタッガーオリジナルをセットした場合、ゲイブの幅に余裕がしっかりできてフッキング率は確実に向上しました。スコーンジグはスコーンリグだけではなく、夏からのリアクションでももちろん使うことができます。リアクションなのでスコーンジグのワームキーパーの効果は絶大です。小さなワームをセットできるように、フックサイズを小さくしたリアクション対応のスコーンジグ?もビスマスでの発売を考えています。カルラバ、スコーンジグ、カルラバスコーンジグの発売をお楽しみにしてて下さいね!新たな釣りの幅が広がりますよ!最後に参考で…。スタッガーオリジナルのテール部分にはラトルを挿入できる穴があります。20080122142920.jpg市販のラトルを入れるようにしていますが、入れると音が鳴ると同時にスタッガーの動きは大きくなる特徴があります。特に濁ったフィールドでは効果的ですが、音が嫌で動きを大きくしたい場合は、穴になんでもいいんで落ちてる木の枝でも刺してみてください。爪楊枝でもいいですよ。wそうするとスタッガーの動きは大きくなりますよ。

ピーチキャンディーが

2008-01-21 23:09:41

スタッガーオリジナルのカラーですが、最近このカラーがいい!って噂がチラホラ…。ピーチキャンディー。なかなか店には置いてないことが多いらしいですが…。すごく反応がいいみたいです。そういえば、2月号バスワールドでも秦君が使っていただいてました。なかなか渋い状況での中で、このカラーだけが異常に反応することが多いみたいですよ。10.jpg

大津市長選

2008-01-19 23:07:18

明日は滋賀大津市長選の投票日。こういった選挙なんて以前は全く興味がなかったけど、外来魚問題でいろいろと学んでからは興味がでて気にするようになった。メディアで流れる確かな情報だと思う中には、それはないやろ~!なんて報道も多々ある。そんな経験もあって、メディアの情報はまずは疑いから入るようになった。反論される情報については特に何かありそうって思ってしまうようになった。そんな意味で、琵琶湖でバスフィッシングをする方、大津市に住んでてバスフィッシングをする方は特に明日の選挙は気になるのではないでしょうか。誰が市長になっても、大津市民の話を聞いてくれないんでは意味もない。あくまでも何に対しても中立の立場を通す方が当選してほしいと思います。肩書きなんて関係ね~ぞ!結局…問題は中身なんですよね…。頼まれて説得されて出馬しましたって方はちょっと中身が薄そうな気が…。同時になんか周囲との戦略がありそうな予感がするのは僕だけでしょうか…。

凄いルアーを作るために…

2008-01-18 13:11:26

作ってはダメで…また作ってはダメの繰り返し…。どんなルアーが釣れるのか?を研究し追及し日々努力してるけど、人間の判断ではなく、バスの反応を見ないと全くわからないのが当然です。人間が見て、いい動きだ!凄い動きだ!って思うルアーほど、投げるとバスはワラワラ寄ってくるものの、食わない…なんてことが非常に多い。特に動きの大きなルアー、デカイルアーほど集魚力はアップするけど、食わすことは難しい。大きなルアーでも、動き、シルエットなどのバランスが極めて重要で、大きいからこそバスからよく見えるので、見破られやすいってことも忘れてはいけない。そして、バスは非常に好奇心旺盛な魚で、同時に学習能力が高い魚です。なので、派手なルアーほど、すぐに見破られ覚えてしまうことになってしまうことが多い。そんな自分なりの考えや経験を生かし作ったのがスタッガーオリジナルだった。集魚力があって食いもいいってルアーを目指して作った。最初は様々な形や動きをテストし、見えるバス達を相手にテストを頻繁に行った。琵琶湖の北湖でのテストが多かったのは、バスの反応が目で確認できること。これがこういったスイムベイトではとても重要な点でもある。テストを行っていくうちに、様々なバスの反応が面白いほど見えて楽しかった。自分の考え、経験を形、動きにしてテストしていくと同時に、自分にはない考えの形や動きも同時にテストしていった。こういったルアーこそ、動きが派手になればなるほど集魚力は驚くほどアップする。しかし、食いも驚くほど低下していくことが様々な天候や状況、季節でのテストでよく実感できた。クリアーではこういった反応がおこる。では、マッディーならどうだろう?水の色の違いで、どんな反応が出るかとことんテストしていった。そして、僕の答えとして形、動きが詰まったスタッガーオリジナル(当時はブルーザー)ができたのでした。僕の考えは細かくは言えないけど、ルアーを作ることで非常に大事にしている自分なりのルールがある。それは、過去にも何度も言ったかもしれないけど、バスは捕食20~30%、好奇心70~80%の魚だということ。ルアーを作る前に、これは好奇心を狙ったルアーなのか?捕食を狙ったルアーなのかをしっかり決めることは常にしている。時には好奇心で誘って捕食として食わすルアーってのもある。純粋に腹が減ったからバスも食うと思う。しかし、時には腹いっぱいでもデザートなら食えるってのもあるかもしれない。バスは様々なベイトを捕食とする魚です。住む環境によってもベイトの種類は変わってくる。見たことのないベイトを見るとどうなるのか?見たことのない動きを見たらどうなるのか?アユなのに、なんでルアーはそう動くのか?様々な疑問があって、環境を調べて、ベイトの動きも調べたうえでバスに聞いてみる。面白い話がある。あそこにアユがいるわ…。なんで遠くから見てアユってわかるの?アユの動きをしてるから。アユってあんな動きをしてるの?アユの動きは独特やで~。ってね。ベイトによってアユみたいな独特な動きをするものもいる。アユがいないフィールドでは、こういった動きを出すルアーは、もしかして好奇心優先になるかもしれない…。けど、逆にアユおいしそう!ってなるかもしれない…。本物の答えはわからないものです。バスしかわからないし、魚しかわからない。そうねんですよね~、釣りって答えがないんです!だからこそ面白いし、やりがいがあるんですよね。なので、いっぱい釣れるルアーは単純に素晴らしいし、バスにとってはエサに近いルアーだってことになる。凄く興味のあるルアーだってことになる。そんなルアーは定番となり、ロングセラーとなる。形や色が不細工だと思うルアーが多いアメリカのルアーでも、ロングセラーのルアーは必ず何かが詰まってる。釣れるからこそロングセラーになるし、定番として好まれる商品になる。本場はアメリカってことで、さすが日本よりも圧倒的な歴史があるからこそ、ルアーも凄いなって思うことです。アメリカに比べて日本は狭いしフィールドも小規模です。その中で、こういった定番、ロングセラー商品を作ることは非常に難しいことだと思います。実際に日本の最近のルアーは寿命が短いですからね…。釣れるルアーを作り続ければ必ずロングセラー、定番になる!ハイドアップの商品は全てが定番といわれるルアーを出していきたいですね!だからこそ、研究、追及、テストは妥協なく納得いくまで続けてやっていきたい。ハイドアップの商品アイテムは、非常に少ないです。テストに長く時間を使えば使うほど、ルアーって頻繁には出せない。僕一人でのことなんで、限りがあるからなんですけどね。協力な助っ人が欲しい!って思う日も正直ありますよ…。単純に商品開発速度は上がりますからね。だけど、嬉しいことに今年になって今までテストしてきたアイテムがようやく少しづつだけど商品化します。カルラバなんかもそうでう。いったいどんだけの時間かかってんねん!って自分でも思いますが…。だけど、これからも地道にがんばっていきますよ。皆さんに喜ばれる商品を作るためにも、バスにとことん聞いていきます!

スタッガーワイド7インチが今年はおもいっきり使える!!

2008-01-17 13:06:34

今年はスタッガーワイド7インチで釣りまくってやる!title.pngって言うのはなぜか…?それは、テムジン ワイルドスタリオンの出現!以前はガンスリンジャーで使うことが多かったのですが、長さも短くて理想で言うともう少し固くて頑丈なロッドが欲しかったんですよね。この手のワームは一時期のビッグベイトで話題になって使われることが多かったんですが、最近は一部の人でしか使われなくなった。やはりブーム、流行で使うルアーは決まってくるのか!?って思うんですが、このスタッガーワイド7インチは確かに見たら大きさにビビってしまう。一時期流行ったS字系の動きを、発売当初は推奨していましたが、スタッガーワイド7インチが一番釣れる方法は投げてほっとくステイなんです。ズル引きでの使用が最も多い使い方なんですが、威力はハマれば当然凄いものがある。過去にはスタッガーワイド7インチで、地元の人達にこんな大きいワームで釣れるの!?と言われ、実際に使ってみたら、その湖でのウエイトレコードが出てしまったほどでした。実際に近くで僕の釣りを見ていただいた方は非常にショッキングな出来事だったみたいですが、使い方がそもそも意外だたみたいです。スタッガーワイド7インチテキサスでのバスのバイトは、非常に小さいことが多く、まるでギルのようにコツコツくることが多いです。コツコツくるってことは、バスが何回も食い直してる場合が多く、でかいワームほどこういった小さなバイトが多い。もちろん丸呑みするほどの強烈なバイトもありますが、ステイの場合はこういった小さなバイトが多いのが事実です。ギルか!?なんて思ってたら大間違いで、ほとんどの小さなバイトがバスで、しかもデカバスばかりです。このワームの狙いはやはりデカバスがターゲット。小さなバスは無用ってことで、使う時はデカバス狙いってことになります。過去の実績では、なぜだか橋脚周りでの効果が圧倒的です。琵琶湖では、スタッガーワイド7インチをヘビキャロで使うことをシークレットリグとしてる方も複数いるみたいで、その威力はもちろん味わった人しか体験できません。大きさのあまり引いてしまう方も多いかと思いますが、投げなきゃわかりません!バスフィッシングもソフトとハードの関係が今は充実しています。充実したからこそ、ストレスなく使えるルアーは他にも多いと思います。忘れ去られたようなビッグベイトの存在ですが、忘れ去られた時こそ使うチャンスです。バスは非常に学習能力が高い魚です。しかし、長く見ないルアーにはバスも忘れますよ~。特にデカバスはね!ハイシーズンに突入したら、是非使って試してくださいね!

こんなんも作ってます4

2008-01-16 23:11:30

08hideups1.jpgスタッガーハード版です。過去に、ワーム禁止の芦ノ湖の試合でこれを使ったら痛い目にあった。いっぱい食ってきたのはいいけど、バラバラに分解されてランディングできませんでした…。その後、制作&テスト進行はストップ…。08hideups2.jpgスタッガーオリジナルを使って、頭部分がちぎれて捨てるのはもったいないと思い作ったハイブリッド版です。これは可能性があるアイテムとして、現在も制作&テスト進行中です。今はリップがついたものもテストしています。よく釣れます!