HIDEUP Blog 吉田秀雄

タックルの環境も重要です

2009-12-15 11:49:34

テストサンプルの中でも良いルアーは、バイトが出て瞬時でフッキングしても丸呑みが多いです。

様々なサンプルルアーをテストしてきましたが、やはり丸呑み率が高いルアーは良く釣れる一つの証になることが多いです。

biwakotest1.jpg

なかなか厳しい時期に突入したけど、今の厳しい時期に釣れるルアーを発見し開発するのも大事です。

今の時期でもコンスタントに釣れるルアーは、ハイシーズになると凄く釣れるルアーになりますからね。

冬の時期でも爆発的に釣れるルアーが作れたら...

冬場の釣りも劇的に変わるでしょうね。

そんなルアーもできないかと研究中です...

難しい壁ですが続けることによって素晴らしいルアーがいくつも出来上がってきます。

バイトすらない...

なんてサンプルルアーも多々あります...

何度も何度もバスに聞いて、バスの好みを探っていく。

バスにも個性があると思うし、個性があれば好みも変わってきます。

デカバスになればなるほど頭はかしこいです。

そうは簡単に食ってくれませんからね。

シーズンによってのバスの好み、場所に対して優れたルアー、バスの習性を考えたルアー、バスを取り巻く(ベイト)環境を考えたルアー、好奇心を狙ったルアー、水質の対応を考えたルアーなどなどバスの個性は様々で、それによって様々な狙いに対応できることが可能になるルアーが誕生します。

たった1種類のルアーで対応できないのがバスの難しさであり面白さでもあります。

ルアーが変わればタックルも変わってきます。

タックルの環境によっても作るルアーに制限ができたりもします。

大きいオフセットフックや、小さいオフセットフックも昔にはなかったですからね。

これでは大きなワームを作ることはできません。

そんな大きなワームや小さなワームの幅を広げていただいたのも僕をサポートしていただいていたモーリス(ノガレス)さんだった。

スタッガー(当時はブルーザー)や、ワイド7インチを作った時も、5/0や10/0といった大きなフックは逆輸入しかなくて簡単に手に入る品ではなかったですからね。

今は当たり前のようにあるますが、当時はワームがあっても合うフックがなければ意味もない...

すぐに賛同していただいたのは本当に嬉しかったです...

ルアーとフックは、ある意味ハードとソフト関係みたいなものです。

ハードがあってもソフトがなければ成り立たなくなります。

逆も同じ事です。

こうやって出来上がったルアー(リグ)に対してロッドやリール、ラインの関係も凄く大切です。

ルアー(リグ)があっても合うロッドやリール、ラインがなければ駄目ですからね。

バスボートもエンジンもエレキ、バッテリー、ウエアも同じです。

全てがバスフィッシングをするための環境です。

ネコリグマスターやネコパンチのような画期的なアイテムも出てきます。

作るワームの幅も凄く広がってきますからね。

今の環境を作っていただいたことを本当に常に感謝しています。