HIDEUP Blog 須江一樹

鬼門!照りゴチシーズンのマゴチをオリジナル3.5で攻略!@だてまき丸

2023-08-22 17:53:15

鬼門:行くのがいやな所。一般的に、その人にとって、いやな、にが手な人・場所・事柄についてもいう。

 

僕にとって照りゴチシーズンのだてまき丸はそんな感じです(笑)

 

夏はホントに釣れないんです。特に餌がバリバリ釣れてる時ほどルアーは無反応だったりします。周りのエサ釣りの方は次々とネット入れてるのに自分だけ無反応。魚はいる、でも釣れない、心がバキバキに折られて帰る、そんなイメージです。とはいえ、それを克服しないで何がフィールドスタッフだ!何がルアー船の船長だ!と毎年挑んできているのですが本当に結果が出ないんです。今年もバリバリ餌が釣れてるタイミングにだてまき丸さんにチャレンジしにお邪魔してきました。

 

序盤から中盤までなんとエサの方含め0キャッチという撃沈ぶり。僕はというと朝2回抜き上げ落っことしがあったのですが、それのみ。というかヒットしたのが船中それのみという感じでした。

 

しかし、後半になると状況は一変。エサの方にバリバリ当たりが出てきました。でも僕は無。やはり今年もかと思っていたらついに

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2023/08/16

キターーーーー!!!小さいけどクソ嬉しい!!!!!マジで苦節3年くらいの照りゴチ!!!!この1匹は本当に価値ある1匹!!!!

たかだかこんな小さいマゴチ1匹で、と思うかもしれませんが、自分的には本当に価値ある一匹なんです。

 

ルアーはスタッガーオリジナル3.5 UVアカキン。おそらくルアーもどハマりでしたが、加えて重要なのはアクション。アクションを変えたら途端にアタリが増えました。アクションはロッドでのリフト&フォールです。ロッドのティップを下げてティップが最小限に曲がる程度のリフト&フォールって感じです。リーリングでのリフト&フォールや、ズル引きでは全くアタリが出ませんでした。

 

このロッドティップ曲がり最小限のリフト&フォールは今年好調なアクションでもあります。リフト&フォールではあるんですが、イメージで言うと限りなくズル引きに近いリフト&フォールです。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2023/08/16

デカくなるー!!60センチ!!やっぱりオリジナル3.5 UVアカキン!!

 

リフト&フォールのやり方は、まずロッドを下に構えます。僕は、かもしれませんし左巻きロッド右持ちの方はみんな、かもしれませんが、自分の右側にルアーをある状態で左にロッドをさびくような姿勢を作ります。ラインを張った状態でツンとロッドのティップが持ち上げる最小限のリフト量のリフトをします。持ち上がったらそのままテンションフォールの繰り返しです。

 

ツントンツントン…音的にはそんな感じでしょうか。ボトムパンプと言って良いほど最小限のリフト量でリフト&フォールを繰り返すとアタリが出ました。ガイドをしていると特に思うのですが、夏のマゴチは他のシーズンに比べて固まっています。群れを見つけられるといっぱい釣れるけど群れを見つけられないと全くの無という感じです。

 

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バリバリアタリます!!オリジナル3.5UVアカキン!!

 

固まってる=動かない=ルアーを追わない そんな感じが感じていました。リフト量最小限、移動距離最小限のリフト&フォールがハマった理由はそこにあるような気がします。投げていてもここに投げるとガツガツアタるけど、少しずらしたり船が動くと全くあアタらないという感じでした。

 

またリフト&フォール中のステイも効果的な気がします。他のシーズンでは止めないで動かしっぱなしで良いと言っているマゴチですが、夏はステイ中にバイトが出たりします。今回もアタリがあったところで止めておくと、いつの間にか乗っていたり、再度バイトが出たりということがありました。バイトはもちろんですが、ステイ中にルアーに追いつくということもあると思います。

 

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最後までUVアカキン!!

 

今回一回ではわかりませんが、ひとまず今回の釣行は夏マゴチ攻略の大きな一歩だと思っています。ちなみに今回釣りをしたエリアは、普段僕がガイドでご案内するポイントとは全く違うエリアになります。別に夏でもマゴチ釣れてるじゃんって僕の船の釣果や、他のガイド船の釣果をみてそう思うかもしれませんが、エサで釣れるけどルアーじゃ釣れなかったエリアで釣ることに大きな価値を感じています。

 

もちろん僕が下手なだけって話しも大いにありますが、ひとまず個人的な釣りの引き出しが増えたことはいつまで経っても単純に嬉しいものです。

 

この夏中にできればまたこのパターンが通用するのかチャレンジしに行きたいと思います。あー!嬉しい!!

 

ロッド:tailwalk  BOATGAMER SSD S73M

リール:tailwalk  SPEAKY 3000HGX

ライン:VARIVAS AvaniCastingPE X8 1.2号

リーダー: VARIVAS VEP Shock Leader [Nylon] 25lb

ジグヘッド:ECOGEAR スイミングテンヤ30g

ルアー:HIDEUP スタッガーオリジナル3.5

 

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ワイド4とオリジナル4で東京湾マゴチ好調!!

2023-08-13 17:00:37

台風くらい来てくれて大荒れになってくれると全体的に状況良くなりそうだなーと思っていたここ最近。やっと来てくれると思ったら逸れて行きましたね台風。被害がないのは何よりなんですが、かき回してくれないと東京湾そろそろ茹で上がります(^^;;

 

茹で上がる寸前の東京湾で唯一頑張ってくれてるのはマゴチ!釣れるか釣れないかは風の影響が大というところが玉に瑕ですが。

 

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ワイド4ツイン ウォーターメロンシード!朝はギル系から!

 

今年の特徴?ですが夏でもワイド4系が好調ということ。例年は正直ほぼ釣れないと言っていいほど、ワイド3.3やオリジナル3.5に釣果面で押されてしまうのですが、今年はワイド4がよく釣れます。

 

どうしてもシルエット的に大きいのでデカいマゴチ狙いのルアーと思われてしまうのですが、そういうわけではありません。正直小さいマゴチもバイトしますし、4インチだからこそ釣れる状況があるから4インチを投げてます。4インチで釣れる時って4インチだけが明らかに釣れるって時が多いんですよね。

 

困るのは4匹しか1パックに入ってないこと。釣れてどんどんなくなっちゃって結局ヒットルアーが分かってるのに店じまいになってしまうことが多いです。なるべくいっぱい買ってきてくださいね( ;  ; )

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2023/08/13

ワイドホグ4 チャートグリーンゴールドF!!小さいのも釣れちゃうんです(^^;;

朝は明らかにワイド系が良かったのですが、少し移動したら今度はオリジナルのみにアタるようになりました。それもアカキンばかり。

 

そう思うだけかもしれませんが、明らかに釣る人はアカキンでいっぱい釣るので船内はアカキンでしか釣れない雰囲気になります。その時にアカキン持ってないと…辛いですよー。気持ちが^^;

 

きっとエサの違いだと思うのですが、マゴチはエリアで釣れるルアーとカラーが驚くほど変わる魚です。今回はアカキンがよく釣れましたが、次回は何が釣れるかわかりませんのでなるべく多くのカラーを揃えてください。ひとまず夏はアカキン超定番ですので持っておいて損はないと思います。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2023/08/13

オリジナル4 UVアカキン!正直僕は普通のアカキンの方が良い思いをしているのですが、今日は曇ってたこともあってかUVの方が良かったかな?

ルアーとタイミングが合ってくるとサイズも上がって来ますね!!

 

アクションはズル引きでもリフト&フォールでもアタリが出ていました。どちらかというとアクションよりもルアーが合ってるか合ってないかの日でしたね。ルアー持ってなかったらと考えると恐ろしいです。

 

ちなみに前回タックルはボートシーバスタックルで大丈夫とお伝えしましたが、メインで使うタックルとサブで使うタックル2セット可能であればお持ちください。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2023/08/13

こちらもオリジナル4 UVアカキン!最後は良型が連発でした!!

今回は4インチで釣れていますが、オリジナルに関しては3.5でも4でもさほど釣果は変わらないことが多いです(^^)

 

基本的にマゴチは1タックルで十分釣りになります。というか基本は1タックルのみしか使いません。とはいえトラブルはつきものです。それがライントラブル程度のトラブルであれば直せば済む話ですが、例えばロッドが折れた、リールが壊れたというようなトラブルが起きた場合、1タックルしかないとその時点で釣りを終了せざる得ません。

 

ちょっと使いづらいと感じているタックルでも良いので、できれば2タックルのご用意をお願いします。そうすればトラブルが起きてもひとまず釣りは続けることができます。ちゃんと使えるタックルであれば、ライントラブル等で使えなくなった時にひとまず予備のタックルで釣りをして、休憩時や移動時にライントラブルを直してというように効率的に釣りをすることも可能です。僕の船なら直しといてって言ってもらえれば直しますので^^;

 

いつまでマゴチの好調が続くのか!秋もマゴチは釣れるシーズンですが、ひとまずマゴチ釣りたい方はお早めにお越しください!!

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ワイドホグ3.3無双!オリジナル3.5も!今回はマゴチタックルについて

2023-08-12 08:56:10

常々お伝えしている気もしますが、改めてタックルについてお伝えしたいと思います。基本的にはボートシーバスタックルそのままでOKです。硬い竿やわらかい竿、細い糸太い糸と色々やりましたが、僕自身も結局ここに落ち着いております。

 

もちろんこだわれば色々こだわる部分もあるのですが、基本はボートシーバスタックルそのままで大丈夫です!そのままっていうのは

 

ロッド:7フィートMパワー程度

リール:3000番

ライン:PE1〜1.2号

リーダー:ナイロン20〜30lb

 

こんな感じです。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2023/08/09

ワイドホグ3.3 グリパンペッパー/ブルーF この日はワイドホグ3.3がいい感じ!

 

ジグヘッドは今の所エコギアさんのスイミングテンヤオンリーです。ちなみにマゴチを釣るためにはジグヘッドワームとフリーリグ、この二つのリグしか必要ないと思っています。

 

よくワームとジグヘッドがセットになった下にトレブルフック二つついているようなルアーが各社販売されていると思います。(以下他の呼び方が思いつかないしわかりやすいと思うのでVJ系と呼びます)この手のルアーでマゴチが釣れますか?と聞かれればもちろん釣れますと答えます。ただしジグヘッドワームの方が応用範囲が広く、使い勝手の良さは間違いなくジグヘッドワームの方がいいので、ジグヘッドとワームを必ず買ってきてくださいと説明します。

 

まず、ジグヘッドワームのメリットはワームの交換が容易です。釣れるワームのカラーやタイプを探る際に手早く交換ができるので、その日その時の状況に合わせやすいです。またVJ系はフックがいっぱい付いているのでフッキングが良くバラシが少ない一方で根掛かりが多く、攻めることができるポイントもアクションも限られます。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2023/08/09

オリジナル3.5 アカキン!マゴチ超定番アイテムですね!!

 

 

簡単にいうとVJ系のルアーはズル引きができません。根掛かりもしますし、根掛かりしなくても底にあるゴミ等を拾ってしまうので釣りにならないことが多いです。VJ系のルアーはリフト&フォールのみ使えるルアーですので、使用できるシチュエーションが狭いためジグヘッドワームがオススメです、という感じです。

 

フリーリグの出しどころとしては、僕は2m以下の激浅、もしくは爆風時のズル引きと15m以上の深場を攻める時に使用することが多いです。個人的にはやはりリフト&フォールアクション時のフォールの姿勢はジグヘッドワームに敵わないと思っています。しかしズル引きであればフリーリグもジグヘッドワームもアクションとしてはさほど変わりません。アクションがさほど変わらないのにあえてフリーリグを使うメリットはバラしにくさです。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2023/08/09

続いてもオリジナル3.5 アカキンでナイスサイズ!!

 

フリーリグはシンカーとフックが離れているので、ジグヘッドに比べて格段にバラシが減ります。これは大きなメリットです。また同じ重さであればジグヘッドに比べて底どりがしやすく釣りがしやすいです。結果としてシンカーの重さを軽くすることが出来るということに繋がり、さらにバラシが減ります。

 

2m以下の激浅と爆風にフリーリグを使う理由は、そもそもこの二つの状況がズル引きが有効な状況だからです。浅すぎる場所も爆風で船が流れまくってる状況もリフト&フォールでは釣りにならないシチュエーションの為、この二つの状況で使うことになります。

 

また、底どりをしやすいという点では深場での釣りをする際にもメリットがあります。ジグヘッドワームでは底どりが難しい水深でもフリーリグなら底どりができますので深場もフリーリグで攻めるメリットがあります。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2023/08/09

ワイドホグ3.3 グリパンペッパー/ブルーF劇場!ここから独壇場でした(^^;;

 

とはいえいずれの状況もかなり特殊です。基本的にはズル引きも深場もジグヘッドワームで攻めることは可能です。2mより浅い場所は14gのジグヘッド、15m以上の水深や爆風で流される状況なら40か50gのジグヘッドがあれば基本的にはどうにかなります。

 

14、20、25、30、40、50gのジグヘッドを全て揃えておけばどんな状況でも釣りになるはずですので、まずはジグヘッドを揃えてみてください。20g以上はスイミングテンヤを使用しますが、14gのスイミングテンヤがないので、同じくエコギアのイワシヘッド、もしくはマドネスジャパンのバクリーヘッドを僕は使用しています。フリーリグはジグヘッドを揃えてからで問題ありません。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2023/08/09

ワイドホグ3.3 グリパンペッパー/ブルーF 一人だけアタリが出ます^^;

 

シーバスタックルそのままで、ジグヘッドの重さのバリエーションを揃えて欲しい、あと細かいですがここだけ変えてほしいなと思うのは実はスナップです。マゴチの引き方はヘッドシェイク&捻りです。この捻りがスナップを壊します。スプリットリングと溶接リングやスイベルで接続するのが本来はいいのでしょうが、結構な頻度でジグヘッドを変える釣りだったりするので正直スプリットリングの接続はめんどくさいです(僕は)

 

加えて僕はほぼスイミングテンヤオンリーで釣りをするのですが、このスイミングテンヤが曲者でスナップを通す穴が非常に小さいんです。だから強度的に強いクロススナップを使いたくても入らないことが多くイライラします。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2023/08/09

ワイドホグ3.3 グリパンペッパー/ブルーF無双!買ってきてよかったですね!

 

ということで僕がお勧めするスナップは二つ

 

オーナー 剛力スナップ

バックラッシュ スーパースプリングワイドスナップ

 

この二つです。サイズは#1。この二つがスイミングテンヤの細いアイにもストレスなく通すことができて、さらにマゴチにも壊されません。ちなみに破断強度云々の話ではないですからね。ねじられるから破談強度未満で壊されるって感じです。

 

そもそもこの二つ、ボートシーバスでもオススメです。特にこだわりがない方はシーバスもこのスナップにすると本当にボートシーバスタックルそのままでマゴチもいけちゃいます。

 

と、今回はタックルについてお伝えしてみました!この台風で変わるのかなー?正直状況的には被害が出ない程度にぐっしゃぐっしゃに荒れて欲しかったんですが…そうでもなさそうですね。

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ワイドホグ4で62センチ!!今回はフッキングからランディングまで

2023-08-08 10:56:40

リフト&フォールの基本的なアクションについては前回、前々回とお伝えした通りです。

キャスティングについて→ワイドホグ4が好調!60センチも!ツイン4&オリジナル3.5でも

アクションについて→ワイドホグ4で61センチ!!リフト&フォールはロッド固定で

 

投げてアクションしての次の段階。今回はフッキングやファイトについてお伝えしたいと思います。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2023/08/07

ワイドホグ4 チャートグリーンゴールドFで当日最大62センチ!!でかい!!

 

まず結論から言いますとフッキングはした方がいいです。しかしガイド中「フッキングした方がいいですか?」と聞かれれば僕は「しなくていいです」と答えます。矛盾してますが、この部分を詳しくお伝えします。当たり前ですが、フッキングした方がハリがしっかり刺さるのでフッキングはした方がいいです。しかし多くの方はフッキングしてくださいと言うとロッドでバシッと合わせてしまいます。このロッドで合わせるフッキングがNGなのでフッキングはしないでくださいと言っています。

 

フッキングはロッドで合わせる前に、まず巻いてからです。アタリがあったらまずリールを巻いてマゴチが乗っているかを確認します。重みを感じなかったらそのままアクションを続けてください。リールを巻かずにロッドでバシッと合わせてしまうと、すっぽ抜けた場合せっかくマゴチがルアーに興味を持っているのにルアーが目の前から消えてなくなってしまって、再度バイトする可能性をゼロにしてしまいます。リールを巻けばルアーは目の前から消えないので、続けてアクションすれば再度バイトしてくれる可能性が残ります。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2023/08/07

ワイドホグ4 チャートグリーンゴールドF!晴れた日はチャートが効く!!

 

この再度食うことをおかわりバイトと呼んでますが、おかわりバイトを出せるか出せないかで大きく釣果は変わると思ってください。1回目のアタリがしっかり掛かる方がマゴチのバイトでは稀です。

 

おかわりバイトがもらえないという意味でも巻くという動作は重要ですが、単純にフッキングという意味でも巻く動作は重要です。基本的にラインは多少弛んだ状態で釣りをしています。弛んだ状態からロッドでフッキングしても力はなかなか伝わりません。

 

力が伝わらないのでフッキングするとロッドを90度以上起こすことになります。その後弛んだラインを張るために巻こうと思ってもファイト開始までにラインがたるんでいるので魚がバレてしまいます。そもそもハリが立っていない状態でいきなり引っ張るので、大体の場合はすっぽ抜けます。ロッドで合わせると本当にいいことなしなんです。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2023/08/07

こちらはワイドホグ3.3 チャートグリーンゴールドF!

 

フッキングの正解の流れは、バイトがあって巻いて重みがあるか確認して、重みがあったらそのままさらに巻いてロッドを最大限曲げます。マゴチが暴れ出したらそのままロッドを立ててフッキング完了と共にファイト開始というのがフッキングの正解です。これなら乗らなくてもおかわりバイトももらえるし、ラインも弛まずフックアップも完璧です。

 

続いてはファイトですが、基本的にはロッド固定でゴリ巻きです。魚が暴れようが引っ張ろうがゴリ巻き一択がマゴチのファイトです。一番NGなのはポンピング。ロッドを立てたり寝かしたりするファイトです。ポンピングをするとほぼバレます。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2023/08/07

ワイドホグ4 チャートグリーンゴールドF好調継続中!

 

ポンピングをするほどマゴチは重い魚ではありません。走る魚でもありません。さらに使っているルアーは重めのジグヘッドで、ヘッドシェイクが得意なマゴチは少しでもラインテンションを抜くとジグヘッドをヘッドシェイクで水中で吹き飛ばします。これがポンピングをするとバレる理由です。

 

逆に重くないし走る魚でもないので、多少ドラグを使ってグリグリとロッドを曲げながら巻くことができるはずです。60センチを超えてくるとかなり重くはなりますし、65センチを超えるとかなり走るようにもなります。逆にそのくらい大きくなるとゴリ巻きできなかったとしても魚が重い為なかなかバレませんので問題ありません。

 

ゴリ巻いてファイトして魚が見えたら、そのままの勢いでネットインしましょう。ネットが間に合わなければ、抜き上げられる大きさであれば抜き上げも選択肢に入れます。いずれにせよ、ランディング直前が一番バレる瞬間です。特にネットランディングする為に、巻く手を止めてしまったりするのが最悪で、かなりの確率でバレてしまいます。ネットランディングにしても抜き上げにしても、ファイトの勢いそのままに行ってください。抜き上げ時には周りの安全を確かめましょう。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2023/08/07

メインベイトのシャコとスタッガーワイドホグ4。この日は4インチの方が調子が良かったのですが、サイズ的には3.3インチですね。

 

アタリがあったら巻いて重さがなければ、そのままアクション。重ければそのまま巻き続けてロッドを最大限曲げてからロッドを立ててフッキング。魚がかかったらそのままゴリ巻きしてネットイン。これがマゴチのフッキングからファイトまでの流れです。とにかく巻く意識。これは東京湾で釣るほとんどの魚に言えることですが、フッキングとファイトは巻く意識を強く持つことでキャッチ率が格段に上がります。

 

キャストからアクション、フッキングからファイト、ランディングとマゴチ釣りの大体の釣りの流れはこんな感じです!是非参考にしてみてください!!

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ワイドホグ4で61センチ!!リフト&フォールはロッド固定で

2023-08-06 19:34:27

さてキャストができたらアクション本体についてです。

ワイドホグ4が好調!60センチも!ツイン4&オリジナル3.5でも

考えてみたらタイトルにキャストのことなんて全く入ってなかったですね。反省(汗)

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2023/08/02

ワイドホグ4チャートグリーンゴールドF!やっぱりワイドホグ!!

 

アクションについてはロッドを立てて固定したまま、リールを1〜2回転巻いてストップからのテンションフォールの繰り返しのアクションです。これだけといえばこれだけなのですが、やはり釣れる人と釣れない人の釣果の差が明確に出てきてしまいます。このアクションは釣果の差が最も出ずらいアクションであるにも関わらずです。

 

ではどこに差が出やすいかというと、まずはロッドを固定という部分です。釣れない方の多くロッドが固定できていません。巻く時にロッドが動いてしまっています。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2023/08/02

ドカンと61センチ!!でかい!!ワイドホグ4チャートグリーンゴールドF!!

 

ロッドを立てたまま必ず固定してリトリーブをします。目的はジグヘッドワームの軌道をブレさせない為です。特にテンションフォール時にブレないようにする為です。ロッドが動いてしまうと本来テンションフォールをしたい場面で、ラインが弛んでしまう為フリーフォールになってしまうことが多いです。このフリーフォールが入ってしまうと釣れなくなってしまいます。

 

厳密にいうと実はリフト(リトリーブ)の時はロッドは固定されていなくても問題ないのです。ワインドのようにバシバシとしゃくる釣りもあるくらいなので。でもその後のテンションフォール時にしっかりとラインを張りながら固定できていればという前提のもとにです。このテンションフォール時にしっかり固定することが最初は難しいので、まずはしっかりロッドを固定しましょうというのがロッド固定のリフトアンドフォールの理由です。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2023/08/02

オリジナル3.5は堅調!モエビはやっぱり鉄板ですね!!

 

まずはガチっとしっかりロッドを持って固定してアクションをすることを心がけてください。それができたら次の段階はジグヘッドの重さを感じながらリフト&フォールすることです。ジグヘッドの重さを感じながらリフト&フォールができるようになると、よりジグヘッドのアクションにブレがなくなります。

 

ただしこの部分についてはロッドの特性も少し絡んできます。ボートシーバスロッドやバスロッドを流用している方は、着底のトンという感触を手で感じてリフト&フォールができるはずです。このようなロッドを使っている方は手に来るジグヘッドの重さを感じながらテンションフォールをしてください。

 

テンヤロッドなど柔らかいロッドを使っている方は、手に着底のトンの感触が伝わりづらいかと思います。そのようなロッドを使用している方はティップ部分の竿の曲がりを注視してください。テンションフォール中は軽くティップが曲がっている状態で、着底すると真っ直ぐになります。ジグヘッドの重さを手ではなく目で見て感じるということです。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2023/08/02

ワイドホグ4チャートグリーンゴールドF!!

 

まずはロッドをガチっと固定してリトリーブとテンションフォールをすること。次の段階はジグヘッドの重さを感じながらリフト&フォールをすることです。これで釣れるリフト&フォールアクションに近づきます。簡単なアクションではありますが、実は細かいところに釣れる釣れないの差が隠れていますので、キャストとロッド固定は是非気にしてみてください!

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ワイドホグ4が好調!60センチも!ツイン4&オリジナル3.5でも

2023-08-02 12:08:23

正直決して調子がいいとはいえない東京湾。その中で唯一調子がいいと言えるのはマゴチ釣りです。もちろん日にもよるんですが^^;

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2023/08/02

スタッガーワイドホグ4 グリパンペッパー/ブルーF!このチームはワイドホグ4が好きなんです^^

 

アクションはオーソドックスなリフト&フォール。ロッドをある程度立てて固定したまま、リールを1〜2回転巻いてストップからのテンションフォールの繰り返しのアクションです。難しいアクションではないのですが、最近は初挑戦の方も多いので改めてリフト&フォールのアクションについて細かくお伝えしていこうと思います。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2023/08/02

スタッガーワイドホグ4 グリパンペッパー/ブルーFで連発60センチ!!

 

リフト&フォールのアクションは実はキャストの時点が結構重要です。出来ないとかわからないって方のほとんどはキャストの時点で間違っています。

 

まずは船長の指示する方向へ投げます。これはドテラ流しなら追い風方向へ投げることが一般的ですが、船によってはスパンカーで流したり、船を止めながら釣りをする船もある為、どちらへ投げたらいいか、もしくはどこにでも投げていいのかを船長に聞いてから釣りをするようにしましょう。何も言われなかったら追い風方向です。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2023/08/02

さらにスタッガーワイドホグ4 グリパンペッパー/ブルーFで連発です!いいサイズ!!

 

キャストをしたらここからが最重要ポイント。必ずフェザリングをしてラインをある程度張った状態で着水、さらにフォールさせてください。フェザリングとはスピニングリールのスプールリングを触りながらラインの放出をコントロールするテクニックの名前です。決して難しいテクニックではありませんがこれをやるかやらないかで、リフト&フォールができるか出来ないかが決まるほど重要なテクニックです。

 

やり方等は、YouTube等に出ていると思うのでそちらで詳しく見ていただいた方がいいと思うのですが、基本的には投げてる最中にスプールリングを触って少しブレーキをかけると言ったそれだけのテクニックです。人差し指で行うのが一般的ですが、届かない方は逆の手で触ってもOKです。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2023/08/02

反応が悪くなってきたのでカラーチェンジ!チャートグリーンゴールドF!

 

フェザリングしてラインを張りながら着水させたら、そのまま継続してラインを触り続けてジグヘッドが沈んで引っ張る分だけラインを出していきます。これが結構難しいといえば難しいです。まずラインを張らないと、ジグヘッドがどこからラインを引っ張っているかがわかりません。さらにジグヘッドが引っ張るスピード引く、もしくは足す船が動くスピードなので、船が動いてる向きとスピードをある程度把握しないと着底の目測が立ちません。

 

まず初めての方は、自分の真下にジグヘッドを落としてみてラインを張りながらジグヘッドが落ちる分だけラインを出す練習をしてみてください。ラインを触りながらです。どのくらいで使っているジグヘッドが落ちるのかを体で覚えれば、投げた先でも同じスピードで落ちるので着底の目安が立つはずです。また足元と投げた先の水深が大体同じポイントであれば、真下に落として何秒で着くかを覚えておけば大体その秒数くらいで着底するという目安にもなります。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2023/08/02

ワイド4ツインのグリパンペッパー/ブルーF!正直最近はホグが一番釣れます!でも他のワームでもアタリが出るほどマゴチの機嫌がいいことが多いです。でもやっぱりアクションが命です。

 

ちなみにここまで読んで正直難しいという方。最も簡単な着底の方法をお伝えします。ある程度できる状況は絞られますが、キャストして着水したら即ベールを返してテンションフォールを開始するという方法です。深いと使えない、追い風方向でしか使えない、距離が縮む、などデメリットは様々ありますが、確実にラインを張りながら着底を感じることができる方法ではあります。

 

まずは着水即ベールを返してテンションフォールでもいいとは思いますが、フェザリングして着底させる方法を覚えると、マゴチのみならず他の釣りでも色々できることが増えますのでフェザリングでの着底もチャレンジしてみてください。

 

hideup 須江一樹 ブログ写真 2023/08/02

オリジナル3.5 モエビ!オリジナルでも釣れます!

 

最初の着底がハッキリわからないと、アクションのスタートがわからないのでアクションができません。よくわからないまま足元まで来てしまうという繰り返しになってしまうので、まずはキャストから最初の着底がわかるようになってください。リールを1〜2回転巻いてストップからのテンションフォールのアクションの本体の部分は実はスタートの部分がわかると、非常に簡単なアクションです。もちろんアクション本体の部分も注意点はありますが…

 

次回はアクション本体の部分について触れてみたいと思います!!

 

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