いよいよ9月に発売HUミノー111S!なぜシンキング化したの?
いよいよ9月に発売が迫ったHUミノー111S!
→ショートリップなのにめちゃ潜る!?HUミノー111Sが釣れる秘訣!
今回はそもそも何でシンキングモデルが必要だったのかをお伝えしたいと思います。
元々はSPモデルがスタンダードのHUミノー。1枚目の写真はまだSPモデルのソルトVerオリジナルカラーとしてテストしていた段階のものです。もちろんカラー自体はまじめに一生懸命考えて作ったカラーですが、それ以前にミノーとしての性能がイマイチであればそもそも魚は釣れません。ルアーの性能あってのカラーだと思っていますので。
その点HUミノー111SPはボートシーバスというカテゴリで非常に釣りやすいミノーでした。よく飛んで、よく潜って、よく動く本当に優秀なミノーだと思います。その証拠にバスカラーで十分釣れていました。
はっきり言ってそのままでも十分釣れるミノーをなぜあえてシンキング化させたか。それは3つの理由があります。
まず1つ目は、スローリトリーブでのレンジキープが容易になるという事です。
投げてバリバリ巻いて釣れる状況であれば、SPでもSでもさほど釣果に差は出ないと思います。ただ大きい魚を狙う際や、冬場のアフターの時期などはスローリトリーブが効果的な場面が非常に多くなってきます。どのくらいゆっくりかというと、糸フケを取るくらいとか、ルアーは全く泳がないくらいのスローリトリーブです。
そのくらいのスローリトリーブの場合、SPでは海水の場合浮いてきてしまう場合があります。巻いてリップの抵抗でレンジをキープするSPだとある程度のスピードで巻かないと潜ってくれないのです。そういった状況でもストレスなく使う事が出来るようにシンキング化をしたというのが、まず一つ目の理由です。
2つ目の理由に、フォールで追わせるという手が使えるようになるという事です。中々目視をしないとにわかに信じがたいとは思うのですが、シンキングミノーがフォールするとき、シーバスはルアーを追ってくれる時が多々あります。
HUミノー111Sはお尻から落ちていくように重心移動のウェイトを増やしていただきました。これは、僕が他のミノーを使っているときにお尻からフォールするミノーをシーバスが追っていく姿を何度も見ているからです。むしろ巻くよりも魚を寄せる時があります。
キャストしてそのままフォールさせてもいいですし、巻いている途中にリトリーブを止めてフォールを入れてもいいと思います。シーバスは止めると食わないと言われています。確かにバスのようにサスペンドしているルアーをポーズ中にひったくっていくという経験はありませんが、シンキングルアーのリトリーブを止めても沈んでいるのでルアーは止まっていません。沈んでいくルアーはシーバスは追います。
フォールで寄せるという手をシンキング化することで出来るようにしたい。これが二つ目のシンキング化の理由です。
3つめはSモデルはSPモデルよりもレンジコントロールに幅が持たせることができるという点です。
例えば穴撃ちなどの近距離での釣りをする場合、ショートリップのHUミノーは潜るための距離を要するため、魚のいるレンジまでルアーを到達する前にピックアップの動作に入ってしまいます。これがシンキングモデルであれば、少し沈めてから巻きだせば魚のいるレンジをトレースすることが可能になります。
ディープダイバーを使えばいいじゃん、と思う方もいるかもしれませんが、それで解決する日もあれば解決しない日もあります。泳いでいる姿勢なのか、フォルムなのかはわかりませんが、ショートリップのミノーを沈めて使った方が明らかに魚が大きい日が必ずあります。
穴撃ちに限らず、オープンエリアでも沈めてレンジを下げてから巻きだすと釣れる日があります。このように『沈む』というだけでレンジコントロールの幅が広がって、攻める幅が非常に広がります。
他にもシンキング化する事でのメリットは、細かく上げればまだまだありますが、僕の思う大きなメリットはこの三つです。
いよいよ9月に発売となるHUミノー111S!シーバスハイシーズンもすぐそこですので是非今シーズン試してみてくださいね!