南湖ウィードパッチ攻めの件
ここしばらくで定番となった春の南湖(特に)南エリアのウィードパッチ攻め。
一度琵琶湖南湖が砂漠状態になってからというもの、特にここ2.3年で南湖西岸南エリアのウィードが大きく変化しました。
一言で言えば、ウィード“フラット”を「流す」釣りからウィード“パッチ”を「撃つ」釣りに。
この南湖西岸の2〜4m一帯に点在するウィードパッチですが、正式な名前をセキショウモ、さらに琵琶湖水系の固有変種をネジレモと言い、
その容姿から僕らは「ニラ」とから「ニラパッチ」と呼んでいます。
何年か前から狙うストラクチャーとしても存在していましたが、当時は数える程のパッチ数で。。。
ルアーがスタックしてもカナダモ並みに綺麗に外れる硬めのウィードだった為、春にディープクランクをぶち当てたり、ジグやワームをガツガツ当てて
良い思いをしていました。
昔の動画にはなりますが、この浜大津エリアのクランキングもこのニラパッチを狙ったクランキング。
ここ数年は他のウィードが生え出すまで、数は少ないものの、このニラパッチが春の狙いの一つとして良いストラクチャーになっておりました。
ただ年々数が増えてきて、去年もかなりありましたが、、、、この2024年春。
もう狙いどころがどこかわからないくらいにこのニラパッチが大量発生。
特に南湖南エリア 浜大津、柳ヶ崎、自衛隊、KKR、ヤマハ、若宮、カネカ、までが超大量エリアで
石、いやルアー投げたら大体当たるんじゃ。ってくらい。
雄琴、アクティバ、山の下あたりにも点在。そのうち南湖はニラフラットなるものが出来るのではとも思わせてくれます。
と、ここで去年のデータではありますが、ニラ攻略について釣りの変化をおさらい。
2月 厳冬期
この厳冬期は悔しくも、ボトムジャーク一択。今年も同じ。
カバースキャット初め、コイケシュリンプマグナムなどの高比重系をしつこくニラに当てていく釣りが、厳冬期は一番効果的。
色々試したんですけど、この時期はやはり高比重ツヨシっ!て感じ。
3月 水温上昇 シンカー付き、ボトムの釣りへ。
水温が上がってきて大体8℃を超えてきたくらいから
フリーリグ、テキサス、軽めのジグ などのボトムズルズル、ガリガリ系のルアーに反応してきます。
個人的にはこの時期が一番好き。
3月後半
水温が10℃を安定して超えてきたくらいから、大きいルアーへの反応が薄くなり、
ネコリグやダウンショットなどのフィネスなニラアプローチが強くなってきます。
難しくはあっても良いニラを打ち抜けると非常に再現性があり、ガイドとしてはお助けパターンでした。
3月後半〜4月
昨年はこれくらいのタイミングで
ネコリグも反応がなくなり、なぜか?ミドストへ。
サカマタ5の3.5gみたいなパワーミドスト系ではなく、1.3〜1.8gくらいの4インチクラス、ヴィローラ、スタッガースティック4の縦刺しミドストが特に優勢となり、昨年の春はこれに大きく助けられました。ワームはパタパタロールする方が良いです。
ミドストが難しいって人には、スタッガースティック3.3をマス針チョンがけにして3.5g前後のダウンショットでボトストしてあげると、
これもまた食ったので時折投入。
5〜6月
これくらいになってくると、ニラパッチの周りからもコカナダモやササバモなどが成長してきて、高さの無いニラパッチは周りのウィードに埋もれていくのですが、やはり背が高かったところは、そこにウィードが生えて背が高くなるのか、ハンプ状に。
ここに水の流れが当たったり、ハスが絡んできたりすると、サカマタ6インチやスタッガースティック5、ドライブスティックなどの、
いわゆる「飛ばす系ボトムジャーク」が有効になる、、という流れ。
でしたが!
今年はボトムジャーク期が終わった後に、ズルズル期がなく、一気にミドスト期が到来。
ウィードパッチの上を軽めのミドストで通して食わせるのが、ズバリ今の一番固いパターンとなっています。
その前兆として今年は、ちょっと暖かい時にニラパッチの上を巻いて釣れたんです。
スタッガーオリジナル6インチ にフックセットシンカーおもし!3.5g。
フックはバリバスのオフセットマスターモンスタークラス6/0。
これを少し風の強いタイミングでパッチを越すように投げてカーブフォール気味で巻きながらパッチスレスレと通そうとすると、、、ドスン!
この翌日からミドストモードにも。
最初のミドストは、アクティバ沖のニラパッチ。
武田プロの作っているプロトミドストワームに1.8gのジグヘッド。
これをパワーミドストにも使う、赤MACCA72ML-2 にバリバスPE0.8号&8フロロリーダーの組み合わせで太い春バスをキャッチ。
で、ここからしばらくはかなり右往左往しましてですね。。。
他の釣り(例えばボトム)で釣れないかと色々試しましたが
結論ミドスト強し!ってのが答えでした。
特に軽め。ジグヘッドは1.3〜1.8gが推奨。ワームサイズも4インチクラスまでで!
PEにするか、フロロも4〜5くらいでも良いかもです。飛距離を出すのに。
絶対に切られたくないっ!ってことだったらフロロの6ポンドがおススメ。
ニラパッチ以外のところでも、魚の多いスポットがあり、なんとかあの手この手を尽くしましたが反応せず。
ここでも反応させられたのは、軽めのミドスト、ボトストでした。
そう言えば昨年このミドストで釣れていたシーズンですが、ちょうどHUミノー111S、たまらんばいミノーでのドラッギングジャークも釣れてました。
パッチの上をジャークして通すイメージです。
今年もシャローなどではミノーで釣れてるみたいです!羨ましい!
総じて上目線、、、と。
個人的にはボトムズルズルガリガリで釣りたいのですが、ちょっと状況が許さないのか。。
さて、ニラパッチのエリアの移り変わりですが、
始まりは大体春の定番、自衛隊〜KKRのミドルレンジ3m前後からスタート。
沖の4mの釣れたりもすることもあるし、暖かい日が続くと急にシャロー2m台でつれ出したり。
4月〜GW時期は浜大津のパッチ群が良くなりました。
大津港〜におの浜沖もニラパッチ牧場。
ショアラインから沖の4mまで点在します。今見た感じだと、におの浜の取水塔周りが特に厚いゴリゴリのパッチが圧倒的にたくさんある印象。
さらにプリンス沖よりはタケシ城側の方がより多い感じ。
ウィードの高さを見ていると面白くて
(魚探はハミンバードヘリックス10のメガサイドイメージで。
ハミンは本当よく見える。。。。)
沖の3〜4mはパッチの背も低く、
2m台はやはり太陽光がよく当たるせいか、高さのあるパッチが多くなっています。
岸から届くところも多く、陸っぱりの方は狙い目?
色々パッチを見ていくと、中央が陥没したタイプ(笑や、
繋がってミッキーマウス型になっていたりと、このニラワールドも楽しみ方色々ですw
最近はライブスコープを使って釣りをされる方も多く、
「ライブスコープ使わないと、魚いるかどうかわかんないじゃん!」
なんて思う方もいるかもしれませんが、ご安心ください。
釣れるパッチでも、ライブスコープで魚が見えないことも多々。
というかライブスコープで見えないパッチの方が釣ってるかも。
結局投げてみるしかないんです。
個人的に魚のつく、(狙いやすい)パッチの条件は
①規模が大きい(できるだけ面積がでかい)
②高さがある(エビモと複合して生えてるようなとこもあります)
③周りのパッチ群から独立している
④釣りをしていると、足元の魚探映像にベイトっぽいのが映る
⑤岸の地形を大きく見て、岬の沖
例外も多々ありますが、何しか条件を考えながらパッチを狙っています。
と、長々と書いてみましが西岸のウィードパッチを狙うときの参考にしてみてください!
久々のHUブログでした。
3月11、12日は名古屋キープキャストにてお待ちしております!
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